第62回 国連女性の地位委員会(CSW62)
国連女性の地位委員会(Commission on the Status of Women:CSW)とは
昭和21年6月に国連経済社会理事会(以下、「経社理」という。)の機能委員会のひとつとして設置されました。
女性の地位委員会は、政治・市民・社会・教育分野等における女性の地位向上に関し、経社理に勧告・報告・提案等を行うこととなっており、経社理はこれを受けて、総会(第3委員会)に対して勧告を行います。
女性の地位委員会の年次会合は、ニューヨークの国連本部において、毎年2~3月頃に2週間の期間で開催されています。
外務省リンク(外部リンク)
第62回 国連女性の地位委員会
平成30年3月12日から23日に開催されました。今回の優先テーマは「農山漁村の女性と女児のジェンダー平等とエンパワーメント達成のための課題と機会」でした。
会期中、閣僚級ラウンドテーブルや各国代表からのステートメントの公表などが行われました。田中由美子日本代表より、我が国の取組として、家族経営協定の締結促進や、農業女子プロジェクトの活動、3月10日を農山漁村女性の日と制定し様々な取組を行っていることなどが紹介されました。
会期中、優先テーマについて討議した結果が「合意結論」としてまとめられました。
合意結論 「農山漁村の女性と女児のジェンダー平等とエンパワーメント達成のための課題と機会」
(英語(PDF : 507KB):仮訳(PDF : 359KB))
サイドイベント
日本のNGO(日本女性監視機構(JAWW)、国連NGO国内婦人委員会、国際婦人年連絡会)と国連日本政府代表部が共催して、3月13日に「農山漁村地域の女性と少女のエンパワーメントに向けての活動:Actions to Empower Rural Women and Girls」と題するサイドイベントが開催されました。
日本、タンザニア、ネパール、FAOのスピーカーがそれぞれの活動を紹介しました。日本の女性農業者を代表して農業女子メンバーの結城こずえさん(山形県)が、農業女子プロジェクトを通じて知り合った女性農業者のネットワークが、加工や販路開拓など自身の経営の発展に繋がったこと、これからは次世代のリーダー育成のための環境づくりにも取り組んでいきたいことなどを発表しました。
お問合せ先
経営局就農・女性課女性活躍推進室
代表:03-3502-8111(内線代表:03-3502-8111(内線5207))
ダイヤルイン:03-3502-6600