砂糖を学ぼう!砂糖で遊ぼう!
朝の時間:はじめに-砂糖のイメージ?うーん何だろう?-
お家に身近にある砂糖……
甘いよね~お菓子大好き~さしすせその「さ」だよね~
でも正直「それ以上でも以下でもない」……そんなイメージ……
砂糖のすごさと面白さを知らないで、このまま生きていくのはもったいない!
この夏は砂糖のことを学んで君も砂糖博士だ!ほかの人と「さ」をつけよう!秋から人気殺到間違いなし!
1時間目:自由研究はこれで決まり!砂糖を使ったおもしろ実験動画!!
砂糖は甘いだけだと思っていませんか?
実は砂糖には色々な力があります!
1時間目はそんな砂糖の力を動画で実感していきましょう!
自由研究にもぴったりなので是非参考にしてください!
〇砂糖の力で!大きなシャボン玉を作ってみよう!
「大きなシャボン玉を作ってみたい!」と一度は思ったことありませんか?
実は砂糖を使ってシャボン液を作ると割れにくいシャボン玉ができるんです!
そんなシャボン液を使って大きなシャボン玉を作ってみました!
<なぜシャボン玉が割れにくくなるの?>
まず、シャボン玉はなぜ割れるのかというと、
時間が経つとシャボン玉の水分が蒸発して割れる、
時間が経つとシャボン玉中のシャボン液の成分が重力により下に流れ上部の膜が薄くなって割れる、
というような原因で割れてしまいます。
では、なぜ砂糖を加えることで割れにくくなるかというと、砂糖には親水性があり、簡単にいうと砂糖が水を離さない状態になります。
このことによって、シャボン液に入れるとシャボン玉の水分が蒸発しにくくなり、
ねばりけが増すことによって、シャボン液の成分が重力によって流れてしまうのを遅らせることができます。
割れにくくすることで、動画のような巨大なシャボン玉も作りやすくなります。
〇砂糖の力でふわふわなかき氷が作れる!?
夏になると冷た~いかき氷が食べたくなりますよね?休日には家族みんなで作る人も多いのでは?
お家でかき氷を作る時、砂糖を使って一工夫するだけでお店で食べるようなふわふわなかき氷が作れちゃうんです!
2時間目:簡単!作って楽しい!夏にぴったりなスイーツをご紹介!!
今年はお家でご飯を食べる機会が増えましたね。みんなでご飯を作ることも増えたのでは?
もうすぐ夏休み!夏休みには家族みんなで夏にぴったりなスイーツを作ってみてはいかがですか?
2時間目は夏にぴったりのおすすめスイーツを紹介します!
〇食べられる宝石?!琥珀糖の作り方
<材料>
・糸寒天:5g
・グラニュー糖:350g
・水:200ml
・お好みのかき氷シロップ(または食紅)
<作り方>
1.前日に糸寒天を水でふやかしておく。
2.鍋に糸寒天と水をいれて火にかけ、糸寒天を溶かす。
3.糸寒天が溶けきったら一度濾し、濾したものと砂糖を鍋に入れ、火にかけ、糸が引くまで煮詰める。
4.煮詰まったら容器に入れかき氷シロップなどでお好みの色をつける。
5.固まったらお好みの大きさにカットし、クッキングシートの上に広げ3日~1週間ほど乾燥させて完成。
〇お豆腐でヘルシー!夏にぴったり豆腐白玉団子の作り方
<材料>
・白玉粉:100g
・絹ごし豆腐:100g
・お湯 (ゆで用):適量
・氷水 (冷やす用):適量
・(A)砂糖:大さじ2
・(A)しょうゆ:大さじ1
・(A)みりん:大さじ1
・(A)めんつゆ:小さじ2
・(A)片栗粉:小さじ1
・(A)水:大さじ2
<作り方>
1.ボウルに絹豆腐と白玉粉を加えて混ぜ合わせます。
2.耳たぶの柔らかさになるようにこねます。
3.団子状に丸めたら、沸騰したお湯でゆでる。
4.浮き上がってきたらさらに1~2分程ゆで、氷水で冷やします。
5.小鍋にAを入れて混ぜ合わせ、火にかける。とろみが付いたら火を止めます。
6.白玉にかけて完成。
〇きれいで爽やか!レインドロップの作り方
<材料>
水:300cc
砂糖:15g
アガー:10g
きな粉、黒蜜などお好みで
<作り方>
1.アガー10gと砂糖15gをしっかりと混ぜ合わせます。
*しっかり混ざっていないと、アガーはだまになりやすいので注意しましょう。
2.アガーと砂糖を混ぜたものに、水を加え、アガーがだまにならないように、しっかりと混ぜます。
3.強火にかけ沸騰させます。
4.沸騰してきたら、弱火にし、2分待ちます。
5.鍋を氷水に浸し、粗熱をとりながら、全体の泡が落ち着き、透明感が出てくるまで待ちます。
6.型に、流し込みます。
7.粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れ、2時間ほど冷やします。
8.しっかりと冷えたら出来上がりです。
〇砂糖と炭酸水とお好きなジュースで!セパレートドリンクの作り方!
<材料>
~シロップ~
グラニュー糖:100g
水:100cc
(グラニュー糖と水が1:1になるように混ぜます。)
~フルーツソーダ~
シロップ:大さじ1~2
お好きなジュース:50~70cc
(オレンジやグレープなど色の濃いもので果汁100%だと綺麗な層になります。)
炭酸水(無糖):50~70cc
氷(適量)
~カフェオレ、ミルクティー~
シロップ:大さじ1~2
コーヒーor紅茶:30~50cc
牛乳70~100cc
氷(適量)
*グラスでなくても、写真のようなプラスチックコップを使ってもしっかり層が見えます。
プラスチックコップを使う際は、直接熱湯を注ぐと変形するため注意してください。
<作り方>
まずはシロップを作ります。
1.耐熱容器にグラニュー糖と水を入れ、ラップなしで電子レンジで500ワット20~30秒ほど加熱して混ぜます。砂糖がまだ溶けていない場合は追加で20秒ほど加熱して、もう一度混ぜます。
セパレートドリンクを作ります。
2.用意したグラスに一番下の層になるジュースやコーヒーを注ぎます。そこにシロップを加えて混ぜます。
3.2にグラスいっぱいの氷を加え、炭酸水や牛乳を氷に当てるようにして、そっと流し入れます。層が混ざらないように、ゆっく~り注ぐのがポイントです。
4.完成です!飲む時はストローなどでかき混ぜてから飲んでくださいね!
*砂糖の量は好みで調節してください。ただし、ジュースやコーヒーにシロップを多く入れると色が薄くなってしまうため、綺麗な層にするためには、砂糖の量は減らしすぎないのがオススメです。
*氷の代わりに、冷凍いちごや冷凍マンゴーなどを使ってもできます!食べる楽しみもできるので、試してみてはいかがでしょうか?
3時間目:何問解けるかな?シュガタンからの挑戦状!!
(お砂糖の妖精シュガタン)
3時間目は砂糖に関するクイズを出すよ!さぁ何問解けるかな?
レッツチャレンジ!答えはこのページの一番下! (難易度ごとに答えへのリンクがあるよ)
砂糖クイズ(かんたん)
第1問
砂糖は何から作られているでしょうか?(答えは2つ!)
1.てんさい
2.じゃがいも
3.ほうれんそう
4.さとうきび
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の作り方(外部リンク)
第2問
上白糖やグラニュー糖などの砂糖はどうして白色をしているのでしょうか?
1.漂白剤を入れたから。
2.白い着色料を入れたから。
3.雪の結晶と同じで、光の乱反射により白く見えるから。
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の種類(外部リンク)
砂糖クイズ(ふつう)

第3問
砂糖のもととなる「さとうきび」は、沖縄県では〇〇とも呼ばれています。さて、なんでしょうか?
1.デイゴ
2.ウージ
3.ソーキ
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の作り方(外部リンク)
第4問
砂糖にはいろいろな効果があります。以下の中から砂糖の効果として正しいのは?(答えが1つとは限らない…)
1.砂糖をお肉にまぶすと柔らかくなる。
2.砂糖に漬け込むと、腐りにくくなる。
3.パンやケーキに入れると、よくふくらむようになる。
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の効用(外部リンク)
砂糖クイズ(むずかしい)


第5問
てんさいから砂糖を作る時、一番最初にすることは何でしょうか?
1.細かく切って、温水に入れる。
2.細かく切って、絞る。
3.細かく切って、天日干しする。
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の作り方(外部リンク)
第6問
砂糖には色が茶色っぽい「三温糖」があります。では、なぜ茶色いのでしょうか?
1.白い砂糖を取り出した後、残った糖液を煮詰めて結晶を取り出す過程を繰り返すため、加熱が続くことで茶色くなる。
2.砂糖の原料はもともと茶色く、添加物などを加えて白くしており、その添加物を加えていないから。
3.白い砂糖より栄養分が多いことで茶色くなる。
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の種類(外部リンク)
砂糖クイズ(げきむず)






第7問
砂糖は熱を加えると、溶けるだけでなく、色や風味が変わったりします。
では、砂糖の変化について書かれた次の文章で、正しいのは何でしょうか?
1.約115度でカラメルになる
2.160~165度でべっこう飴になる
3.約195度でシロップになる
このページを探すと答えがあるよ!→砂糖の効用(外部リンク)
第8問
砂糖を使ったものといえば、やはりスイーツ!
では、次の2020~2021年で流行している(するかもしれない?)スイーツについて書かれた文章で正しいのは?
1.マリトッツォはフランスのお菓子で、マリトッツォというパイに生クリームをたっぷり挟み込んだお菓子である。
2.カヌレはフランス・ボルドー地方の伝統的な焼き菓子で、「カヌレ型」というもので焼いたものである。
3.クロッフルはクロワッサンとワッフルを融合させたスイーツで、ワッフル生地をクロワッサン型にしてオーブンで焼いたものである。
このページを探すと答えがあるよ!→2021年流行スイーツ(外部リンク)、ありが糖運動Twitter(外部リンク)
4時間目:めざせ砂糖博士!砂糖についてもっと知りたい!!
砂糖についてさらに知りたくなったあなた!
4時間目は砂糖について、さらに詳しく学んでみよう!
ここまで分かれば、もう地元じゃ負け知らずの砂糖博士だね!
- 賞味期限はあるの?健康に悪いんじゃないの?砂糖に対する誤解はここでなくそう!
みんなに披露すれば感心されること間違いなし!
砂糖Q&Aはこちら(外部リンク)! - 砂糖に関するデータはこちら!
お菓子、清涼飲料水などの輸出入のデータはこちら!
日本で栽培されるさとうきびの品種については以下をチェック!
農畜産業振興機構「日本のさとうきび品種」(外部リンク) - 砂糖に関するお話やコラムはここでチェック!
砂糖の世界史、砂糖と体について、パン・ジャム・チョコレートと砂糖のお話などなど、面白い内容が盛りだくさん!
農畜産業振興機構「砂糖-話題」(外部リンク)
農畜産業振興機構「砂糖-豆知識」(外部リンク)
シュガーチャージ推進協議会「シュガペディア」(外部リンク)
精糖工業会「砂糖と調理の科学|(外部リンク)
日新製糖株式会社「SUGAR LAB / シュガーラボ | 食育のためのお砂糖研究所」(外部リンク)
三井製糖株式会社「お砂糖の「じつは…」」(外部リンク)
砂糖に砂糖クイズの答え
砂糖クイズ(かんたん)の答え
第1問
答えは…1の「てんさい」と4の「さとうきび」です!
てんさいは「ビート」「さとう大根」とも呼ばれ、ヨーロッパや北米などの寒冷地で栽培されており、日本では主に北海道で栽培されています。
さとうきびは鹿児島県の南西諸島や沖縄県で栽培され、たくさんの品種があり、日本だけでも30種類くらいあるんですよ!
第2問
答えは…3の「雪の結晶と同じで、光の乱反射により白く見えるから」です!
上白糖などの白い砂糖は製造過程で糖みつを分離し、結晶化させていく過程を経て白くなります。
逆に、黒糖は糖みつを分離せず煮詰めて作るため色が黒くなります。
砂糖クイズ(ふつう)の答え
第3問
答えは…2の「ウージ」です!
ちなみに、鹿児島県では「おうぎ」とも呼ばれています。
デイゴは真っ赤な花を咲かせる木で、沖縄県の県花でもあります。
ソーキは沖縄で豚肉などのあばら骨(スペアリブ)のことを指します。ソーキを使ったソーキそばが有名ですね!
第4問
答えは…1,2,3全部正解!どれを選んでも正解です!
他にも、卵白に砂糖を加えて混ぜればメレンゲの泡がしっかりとしたり、
果実に含まれるペクチンをセリー化しジャムをドロッとさせたりする効果など、色んな効果があるんですよ!
砂糖クイズ(むずかしい)の答え
第5問
答えは…1の「細かく切って、温水に入れる」です!
さとうきびは細かく切って、絞った液から糖分を取り出しますが、てんさいは温水に入れることで糖分を取り出すんです!
第6問
答えは…1の「糖液を煮詰めて作るため、熱が加えられて茶色くなる。」です!
上白糖やグラニュー糖の結晶を取り出して残った溶液にはまだ糖分があります。
三温糖はこの溶液をさらに煮詰めて結晶を取り出す過程を繰り返すことで作られるため、加熱が続くことで糖が分解され、色が茶色くなっていきます。
また、煮詰めて水分が飛んでいる分、白い砂糖よりミネラル分が含まれる割合は多くなりますが、含有量はグラニュー糖が約0.01%、三温糖が0.25%であるため、砂糖をミネラルの摂取源とするよりも、他の食品から摂取する方が効率的ですね。
砂糖クイズ(げきむず)の答え
第7問
答えは…2の「160~165度でべっこう飴になる」です!
温度順に並べると、約105度でシロップ、約115度でフォンダン、160~165度でべっこう飴、195度以上でカラメルとなります。
砂糖は温度の違いを利用して、色んなスイーツなどに使われるんです!
第8問
答えは…2の「カヌレはフランス・ボルドー地方の伝統的な焼き菓子で、「カヌレ型」というもので焼いたものである。」です!
マリトッツォはフランスではなくイタリアのお菓子で、パイではなくパンに生クリームを挟み込んだスイーツです。
クロッフルは、クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼いたものになります。
みなさんも流行に乗ってみては??
お問合せ先
農産局地域作物課
担当:価格調整班、企画班
代表:03-3502-8111(内線4844)
ダイヤルイン:03-6744-2116