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農林水産省

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G20ローマ・サミットの結果概要(令和3年10月)

1.日程・場所等

(1)日程:令和3年10月30日(土曜日)~31日(日曜日)
(2)場所:ローマ(イタリア)
(3)出席国:G20各国、招待国及び国際機関
        岸田総理は一部オンライン参加。外務審議官が現地対応。

2.首脳宣言の主なポイント(当省関連)

(1)食料安全保障(パラ15)

  • 責任ある投資を通して資金アクセスを増やし、食料バリューチェーンにおける食料の損失及び廃棄を減らし、小規模農家の生計を改善し、都市と農村をよりよく統合することを通じ、持続可能で強靱な食料システム及び農業のイノベーションを促進する。
  • 食料システムサミットの成果を認識し、すべてのパートナーがフォローアップに貢献することを招請する。

(2)環境(パラ16、18)

  • 2030年までに世界の陸地の少なくとも30%、世界の海洋の少なくとも30%が保全または保護されることを確保するために実施している取組を認識し、各国の状況に基づき、この目的に向けて前進するべく支援する。
  • 過剰漁獲を終わらせるための具体的な措置を講じ、違法・無報告・無規制(IUU)漁業を終わらせるというコミットメントの実現に取り組む。
  • 南極条約システムの文脈において、海洋保護区(MPAs)が、条約区域を代表する繊細な生態系を保護するための強力なツールとして機能しうることを認識しつつ、南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLAR)における長期のコミットメントを全面的に支持し、特に東南極、ウェッデル海及び南極半島において、その実施のためのさらなる進展を奨励する。

(3)エネルギーと気候(パラ26)

  • メタンガスの排出が気候変動に大きく寄与していることを認識し、各国の事情に応じて、その削減が気候変動とその影響を抑制する最も迅速で、実行可能で、最も費用対効果の高い方法の一つとなり得ることを認識する。

(4)貿易・投資(パラ42)

  • SDG 14.6に沿って、MC12までに、有害な漁業補助金に関する有意義なWTO合意を達成することを支持し、農業に関する進行中の取組を歓迎する。

(5)その他

  • G20サミットは、2022年にインドネシア、2023年にインド、2024年にブラジルで開催。

関連リンク

G20ローマ首脳宣言(骨子(PDF : 174KB)仮訳(PDF : 314KB)英語(PDF : 330KB))〔外部リンク(外務省ウェブサイト)〕

お問合せ先

輸出・国際局国際戦略グループ

担当者:山下、島内
代表:03-3502-8111(内線3507)
ダイヤルイン:03-6744-1501

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