G20バリ・サミットの結果概要(令和4年11月)
1.日程・場所等
(1)日程:令和4年11月15日(火曜日)~16日(水曜日)
(2)場所:バリ(インドネシア)
(3)出席国:G20各国、招待国及び国際機関
2.首脳宣言の主なポイント(当省関連)
(1)ウクライナ情勢
- メンバー国のほとんどがウクライナにおける戦争を強く非難するとともに、戦争により成長が阻害され、インフラが上昇、サプライチェーンが混乱し、エネルギー・食料不安が高まり、既に脆弱だった世界経済を更に悪化させている旨強調。
- 情勢や制裁に関しては、別の視点や異なる評価もあった。
(2)食料保障関係
- 途上国の脆弱性に対処するために緊急の行動をとることにコミットし、持続可能で強じんな農業・食料システムやサプライチェーンに向けた変革の加速化を求める。
- 持続可能な食品の生産や流通、気候変動への適応と緩和に貢献する食料システムの確保、食料供給元の多様化、世界・地域・地場の食料バリューチェーンの強化等のために協働することの重要性を強調する。
- 関連するWTOの規定に整合的でない方法で、食料や肥料に輸出禁止や輸出規制を課さないことの重要性を再確認する。
- 効率性や食料サプライチェーンへの平等なアクセスを向上することで、生産性や持続可能性を強化し、農家の生計を向上させるために、農業・食料システムにおけるデジタルイノベーションを含む、革新的な慣行や技術の導入支援にコミットする。
- 食料及び肥料市場の透明性を高め、市場の不確実性を削減するために、早期警報ツールとして、引き続き農業市場情報システム(AMIS)を強化する。
関連リンク
G20バリ首脳宣言(仮訳(PDF : 588KB)/英語(PDF : 1072KB))〔外部リンク(外務省ウェブサイト)〕
お問合せ先
輸出・国際局国際戦略グループ
担当者:前原、島内
代表:03-3502-8111(内線3507)
ダイヤルイン:03-6744-1501