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農林水産省

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第17回運営会議・シンポジウム


 2021年11月2日から3日にかけて、オンラインで、第17回INWEPF運営会議・シンポジウムが開催され、成功裏に終了しました。

 この会議はINWEPFスリランカ国内委員会が主催し、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえて、オンライン形式による会議となりました。「Efficient Resource Management in Paddy Water Ecosystem」のテーマのもと、11の国、2つの関係国際機関(ICID(国際かんがい排水委員会)、IWMI(国際水管理研究所))及びJICA(国際協力機構)が参加する国際会議となりました。

結果概要

初日

2021年11月2日

 初日は、開会式典及びシンポジウムが開催されました。
 冒頭、Eng. D D Ariyaratne INWEPFスリランカ事務局長から開会の挨拶がありました。その後、Anura Dissanayakスリランカ灌漑省長官、Matthew McCartnery IWMIグループリーダー、宇野INWEPF日本事務局からの基調講演、Anuradha Jayaratneスリランカ灌漑省大臣からのゲストスピーチが行われました。
 日本から行った基調講演「水田農業とSDGs水利用効率指標における課題」では、FAOにより策定された「水利用効率算定式」に対する懸念を共有し、後日、参加者から多くの肯定的な反応を得ました。

 その後、5つのテーマに沿ったセッションが開催され、テーマに関する発表が行われました。

  テーマ1 「水生産性向上に向けた、灌漑システムの近代化」
  テーマ2 「水田の水環境保全に向けた統合、調整、連携について」
  テーマ3 「気候変動に対して強靭な農業に関する適切で革新的なアプローチ」
  テーマ4 「水田の水環境における災害リスク軽減に向けた先進技術への投資」
  テーマ5 「よりよい農業用水管理に向けた組織改革」

二日目

2021年11月3日

 二日目は、WG会合及び運営会議が開催されました。
       

INWEPF第17回運営会議の結果

運営会議

議題1:ワーキンググループ(WG)結果報告

 各ワーキンググループ議長から、ワーキンググループ会議の結果報告が行われました。


議題2:第6フェーズ戦略(2021-2024)及び年間行動計画(2021ー2022)

 日本から、第6フェーズ戦略(2021-2024)及び年間行動計画(2021-2022)について、新技術の活用やコロナ禍の影響の観点を取り入れること、アフリカ諸国の参画を促進することを提案し、了解を得ました。

議題3:第18回INWEPF運営会議・シンポジウムの開催について

 第18回運営会議のホスト国であるエジプトから、新型コロナウイルス感染症の影響により、2022年内の開催は困難であり、2023年の開催としたい旨の提案があり、参加国は了承しました。

お問合せ先

農村振興局整備部設計課海外土地改良技術室

代表:03-3502-8111(内線5560)
ダイヤルイン:03-3595-6339