第18回運営会議
この会議はINWEPFエジプト国内委員会が主催し、新型コロナウイルス感染症拡大以降、初めての対面開催(オンライン併用)による会議となりました。対面3か国(エジプト、日本及び韓国)、オンライン4か国(スリランカ、タイ、フィリピン及びインド)及び2つの関係国際機関(FAO(国連食糧農業機関)、MRC(メコン河委員会))が参加する国際会議となりました。 |
結果概要
初日
2023年8月28日
初日は、開会式、WG会合及び第18回運営会議が行われました。
開会式の冒頭、Mohanmad Soliman エジプト農業研究センター所長、Alaa Kalil ほ場作物研究部長及び日本と韓国の代表者から、開会の挨拶がありました。その後、INWEPFエジプト国内委員を代表して、Badawi Tantawi Agricultural Research Center (ARC) 前所長の基調講演が行われました。
基調講演の後、3つのワーキンググループ(WG)に分かれ、各ワーキンググループ(WG)の活動目標を踏まえたテーマに関する議論が行われました。
WG1 「多面的機能とフードバリューチェーン」(発表国:スリランカ、タイ、日本、インド)
WG2 「かんがいシステムと気候変動」(発表国:スリランカ、タイ、日本、韓国)
WG3 「水田農業における水利用効率」(発表国:スリランカ、タイ、日本、メコン河委員会(MRC))
また、第18回運営会議では、第6フェーズ戦略(Strategy Plan)及び行動計画案が決定しました。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、シンポジウムの開催はありませんでした。
二日目
2023年8月29日
カイロ北部、ナイルデルタにあるAgricultural Research Center(ARC)の試験場であるRice Research and Training Centerを訪問し、エジプトにおけるコメの品種改良(主にジャポニカ種とジャポニカ種・インディカ種の交配種)の実施状況や水田水管理等に関する研究の実施状況を視察しました。
INWEPF第18回運営会議の結果
運営会議
議題1:ワーキンググループ(WG)結果報告
各ワーキンググループ議長から、ワーキンググループ会議の結果報告が行われました。
議題2:第6フェーズ戦略(2021-2024)及び年間行動計画(2023ー2024)
日本から、第6フェーズ戦略(2021-2024)及び年間行動計画(2023-2024)について、従来の計画を継続すること、今後のINWEPFの活動のゴールとして第10回世界水フォーラムにおいて、INWEPF活動の成果発表を行うことを提案し、了解を得ました。
また、次期第7フェーズ戦略(2024~)のテーマ設定手法として、アンケート調査を実施することを提案し、了解を得ました。
議題3:第10回世界水フォーラムに向けて
日本から、2024年5月にインドネシア・バリで開催される第10回世界水フォーラム(WWF10)において議論が予定されるテーマ等を説明し、INWEPFとして水田の水利用効率等について情報発信していくことを提案し、参加国の同意を得ました。
議題4:第19回INWEPF運営会議・シンポジウムの開催について
第19回INWEPF運営会議・シンポジウムのホスト国について、タイが立候補し、2024年11月(予定)にタイ・パタヤで開催することが決定されました。
お問合せ先
農村振興局整備部設計課海外土地改良技術室
代表:03-3502-8111(内線5560)
ダイヤルイン:03-3595-6339