第3回運営会議・ワークショップ
INWEPFマレーシア 文責: Mr. Abdul Nassir Bidin
INWEPFワークショップ「水田農業、現在、明日、そして未来《初日:2006年9月17日 2006年9月17日に歓迎式典と今会議のINWEPF運営委員会議長であるケイズール国際かんがい排水委員会前会長の開会挨拶で会議は始まりました。続いてFAOのテリー・ファコン氏と、日本国内かんがい排水委員会の中村良太日本大学教授が基調講演を行われました。 基調講演に続いて、三冊の論点書が配られました。一つ目のタイトルは「参加国・地域での水田の多面的機能の現状《です。この論点書は配布のみで発表されました。二つ目は「貧困削減と食糧安全保障のための効率的かつ持続可能な水利用《と題され日本の農業工学研究所の山岡 和純室長から説明されました。 その後デビット グロンフェルト博士が2006年8月21日から2006年9月8日まで開かれたバーチャル会議の要約を発表しました。 ワークショップで議論の参加者を二つのグループに分けました。 議論の目的はINWEPFの行動計画の策定です。グループ1は長期行動計画の提言を表明し、グループ2は迅速な実行のためのいくつかの行動計画の提言を進めました。 二日目:2006年9月18日 会議参加者はマレーシア、クアランプールから150km南の水田かんがい地域を訪問しました。 また帰りにマレーシアの行政新首都のプトラジャヤに訪問することができました。 その間、2つのワークショップグループによって進められた提案は、INWEPFマレーシア委員会のアズハリ氏が中心となり、ファコン氏(FAO)とINWEPFマレーシア委員会のナシル氏らが参加するチームによって統合されました。その成果をクアラルンプールINWEPF 行動計画(試案)としました。 三日目:2006年9月19日 アズハリ氏(INWEPFマレーシア委員会)によるクアラルンプールINWEPF 行動計画(試案)の参加者への発表で三日目は始まりました。 この試案の主な特徴は下記の通りです。 a. INWEPFの目的に沿ったプログラム・プロジェクトを実行する五つのワーキンググループ設立の提言 b. INWEPFウェブサイトを使って配布するための加盟国によって進んで提供された国別計画案のリスト 参加者の討議の結果、ワーキンググループの数は三つに減らし、国別計画案はこれら三つのいずれかにグループ分けをすることが提案された。また今回の会議では詳細を運営会議で議論した後、実施を承認することに同意しました。 INWEPF第3回運営会議議題 1: 議長、副議長の選出 議長は副議長に選出される際の参加者の支援に感謝の意を表明しました。 議題 2: 議題の選定 議題 03時20分05年から20006年の間のINWEPFの活動報告 議題 4: 第4回世界水フォーラムの報告 議題 5: アジア・太平洋水フォーラムの発表 議題 6: 食料・水環境イニシアチブの発表 議題 7:ワークショップの成果*クアラルンプールワークショップ声明 WG1: 水田の多面的機能に関するWG メンバー: WG2: 政策の策定等に関するWG メンバー: WG3: 水田の多面的機能の貨幣換算評価に関するWG メンバー: また会議で参加国が提案した一連の活動を受け入れました。 議題 8:規約の見直し INWEPFの資金調達は議論されましたが、会議では現時点で話し合う議題ではないと合意しました。しかし、長期的には重要な件になると留意しました。 議題 9:その他の議題 2007年度の主催国 2008年度の主催国 最後に、ケイズール氏がワークショップと会議のすべてのメンバーにその貢献について感謝しました。また全ての寄稿者とINWEPFマレーシアのワークショップ及び会議の開催への取り組みに対して感謝の意が記されました。 |