和歌山県海南市下津地域
農林水産業システムの名称 「下津蔵出しみかんシステム」
◇平成31年2月 日本農業遺産認定
(写真:出荷を待つ「蔵出しみかん」)
当地域は、ほとんどが傾斜地であることから、独自の石積み技術により段々畑を築き、みかんを栽培し、急傾斜地等では、びわを栽培してきました。
また、みかん園内に土壁の蔵をつくり、自然の力で甘味を増す「蔵出し技術」を生み出しました。
さらに山頂や中腹に雑木林を配置することで、水源涵養や崩落防止などの機能を持たせるとともに、里地・里山の豊かな生物多様性を維持し、持続性の高い農業システムを構築しています。
(写真:みかんの神「田道間守」を祀る橘本神社)
(写真:毎年10月に行われる「みかん祭」)
園内に設置した土壁の藏でみかんを熟成させる「蔵出し技術」を生み出し継承している。下津地域はみかん発祥の地と云われ、みかんに関連した独特の文化を形成している。
和歌山県海南市下津地域は、約1,900年前、みかんの祖となる橘が植えられたことから、日本のみかん発祥の地と云われています。当地域は、ほとんどが傾斜地であることから、独自の石積み技術により段々畑を築き、みかんを栽培し、急傾斜地等では、びわを栽培してきました。
また、みかん園内に土壁の蔵をつくり、自然の力で甘味を増す「蔵出し技術」を生み出しました。
さらに山頂や中腹に雑木林を配置することで、水源涵養や崩落防止などの機能を持たせるとともに、里地・里山の豊かな生物多様性を維持し、持続性の高い農業システムを構築しています。


下津地域紹介動画
〇 海南市ホームページ(「下津蔵出しミカンシステム」PR動画が完成!)
世界農業遺産への申請状況 
令和5年1月に、和歌山県有田地域と一体となった和歌山県有田・下津地域として世界農業遺産への申請承認を受け、令和5年10月31日にFAOへ世界農業遺産への申請書類を提出しました。
今後、FAOの世界農業遺産科学助言グループにおいて審議される予定です。
〇世界農業遺産への申請概要(日本語)(PDF : 3,019KB)
【分割版】その1(PDF : 1,990KB)、その2(PDF : 1,027KB)
〇世界農業遺産への申請概要(英語)(PDF : 3,184KB)
【分割版】その1(PDF : 1,992KB)、その2(PDF : 1,076KB)
参考
〇 下津蔵出しみかんシステム日本農業遺産推進協議会事務局(外部リンク)
お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室
担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)
ダイヤルイン:03-6744-0250