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農林水産省

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沖縄県多良間地域

農林水産業システムの名称 「琉球王国時代の「抱護(ポーグ)」が育む多良間島の持続的島嶼農業システム」

◇令和7年1月 日本農業遺産認定

多良間村の風景

(写真:多良間村の風景)

水資源に恵まれない孤島において、「抱護(ポーグ)」を造成し、厳しい環境での農業生産や社会生活の維持、耕畜連携の持続的農業システムで、特色ある文化や景観を生み出している。

平坦な孤島で風の影響を受けやすい多良間島では、琉球王国時代から風水思想を応用し、幾重にも配置された「抱護」により自然災害を緩和し、島内での社会・生産活動を可能としています。さらに、抱護は希少種を含む様々な動植物の生息場所にもなっています。島の地質は通水性が高く、雨水は速やかに地下浸透するため、ため池や地下水を貴重な水資源として、用途別に使用場所を分離しながら、持続的に利用してきました。サトウキビと畜産の耕畜連携による資源循環を行い、島内の全サトウキビ農家がエコファーマー認定を受けるなど、水質や環境の保全に取り組んでいます。豊穣を祈るスツウプナカなど、今も数多くの伝統行事が継承され、村落共同体組織や「ユイマール(互助)」の精神が現在でも生き続けています。

多良間島の土地利用景観

(写真:多良間島の土地利用景観。穏やかな珊瑚礁が島を守り、浜抱護と防風林が農地を守る)

サトウキビの採苗風景

(写真:基幹作物サトウキビの採苗風景。今も昔も「ユイマール(互助)」の絆が生きている)

多良間地域紹介動画

地域概要

参考

多良間村ホームページ(外部リンク)

 

お問合せ先

農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室

担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)

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