世界農業遺産に関するFAOの動向
1.認定基準
2017年1月、FAOにおいて世界農業遺産の新しい認定基準が施行されました。
FAOリンク: Selection Criteria and Action Plan (PDF : 225KB)(外部リンク)
(和訳(概略) (PDF : 267KB))
(参考)
旧基準からの主な変更点は以下のとおりです。
基準1.食料及び生計の保障
「申請された農業システムが生計源の大部分を占める」という表現が削除となり、要件が緩和。
基準2.農業生物多様性
生物多様性から農業生物多様性に変更。
食料及び農林水産業と関わりのある生物多様性及び遺伝資源が豊富であり、かつ農林水産業システムとの関係性の説明が必要。
基準4.文化、価値観及び社会組織
農林水産業システムの継承に関わる又は保全に取り組む社会組織に言及することが必要。
祭りや食文化については、それら社会組織や農林水産業システムとの密接な関係性を説明することが必要。
基準5.ランドスケープ及びシースケープの特徴
ランドスケープに加え、シースケープの概念が追加。
2.申請書ガイドライン 
2021年3月、FAOにおいて世界農業遺産認定申請書のガイドラインが示されました。
FAOリンク :Guidelines for making a GIAHS Proposal document(英語)(PDF:5,840KB)(外部リンク)
日本語仮訳版:Guidelines for making a GIAHS Proposal document(日本語仮訳版)(PDF : 1,479KB)
3.世界農業遺産認定フロー
世界農業遺産の認定は、1~8の流れで行われます(括弧内は実施者を示す)。
4.参考情報 (外部リンク)
FAOの世界農業遺産ホームページはこちら(英語)
(参照ページ)
Guidelines on the Designation and Certification of GIAHS (PDF : 79KB)(英語)
FAO駐日連絡事務所ホームページはこちら
お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室
担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)
FAX:03-3502-7587