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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和6年12月3日(火曜日)9時37分~9時42分 於: 参議院議員食堂
主な質疑事項
  • 中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)年次会合について
  • 財政制度等審議会の令和7年度予算編成に向けた建議について
  • 太平洋クロマグロの増枠分の国内配分について

質疑応答

記者

  太平洋クロマグロの資源管理を話し合うWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)がフィジーで開催中です。日本の漁業者が長い間、漁獲規制に取り組まれてきましたが、増枠に向けての議論が進む中、増枠に向けた期待、所感をお願いします。

大臣

  WCPFCは、日本が極めて主導的な立場をとり、資源回復に繋がったことは素晴らしいことだと思います。ここに至るまでに、漁業者の方々がしっかりルールを守って資源管理をして、資源回復にご協力いただいたことに心から感謝をします。
  私の地元でも、船を1時間走らせたくらいで、500メートルぐらいの水深のところにマグロがいるのです、キハダですが。マグロをいっぱい獲らせて欲しいというご要望は、遠洋、沿岸含めて非常にあります。しかし、回復したからといって、急に漁獲量を増やしても元のようになりかねませんので、日本は、小型(魚)が10%、大型(魚)が50%と、大きな枠の増だと思います。この提案をWCPFCの(北)小委員会で勧告していますので、採択されることを期待したいと思います。



記者

  先週金曜日に公表された財政審の建議について、水田活用の直接支払交付金の対象から飼料米を外すことや、備蓄米の備蓄量の見直し、農林水産予算を減らすべきと提言がありました。財政審の提言は、政策決定にも大きな影響力を持ち、国内農家からも不安の声があると思いますが、受け止め、反論等あればお願いします。

大臣

  政策にはいろんな角度からの論評があってしかるべきだと思います。財政審からの今回のご指摘は受け止めますが、心配はしなくても良い。私は農水大臣として、これから5か年を集中的な構造改革の年とし、そのための必要な予算は確保する。水田政策についても、責任を持ってこれから検討し、財政審のご意見は承る。これ以上は申し上げません。


記者

  クロマグロの増枠が今後正式決定した場合、水産庁で都道府県ごとの配分を決めていくことになると思いますが、もし増枠となった場合、どういう観点で配分を決めるのか伺います。

大臣

  正確に答弁しないといけないので、詳しいことは申し上げませんが、それぞれの地区で、目の前にいるので獲らしてくれという話は多いです。私の地元も結構マグロを獲っている。若いマグロ漁業者が増枠について積極的な意見を言います。しかし、世界的規模での漁業管理という考え方と、これまでの実績も含めたさまざまな公平感、不公平感がありますので、意見集約については、決まった後に水産庁でご要望を聞きながら、配分を考える必要があると思います。




報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上