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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和6年12月10日(火曜日)8時33分~8時37分 於: 参議院議員食堂
主な質疑事項
  • 米穀機構が公表した「米取引関係者の判断に関する調査」について
  • 飼料用米の単価の引き下げについて

質疑応答

記者

  米穀機構から米のDIが発表されました。需給のひっ迫感が強まっていますが、受け止めと今後対応が必要か聞かせてください。

大臣

  12月6日に米穀機構が発表したDIについては承知しています。需給が引き締まっており、価格水準も高いということですが、受け止めとしては、数字から申し上げると、令和6年産米の10月25日現在の予想収穫数が679万トンです。これは令和5年産よりも、18万トン多い水準です。6月末の(民間)在庫も153万トンありますので、数字を見れば供給量は十分だと思います。あまり引き締まる、(価格水準が)高いという空気を作られると、消費者の方々もご苦労されますので、この数字はしっかり報道していただければありがたいと思います。供給量は需要に対して十分だと考えていますので、引き続き、需給状況についてしっかり注視してまいります。


記者

  先週の参議院予算委員会で、飼料用米の単価引き下げについて、「全く考えていない」と発言がありました。飼料用米の中でも一般品種や専用品種があり、時期についても、いつの単価をいうのかといったこともありますが、発言の詳細を改めて聞かせてください。

大臣

  今は新米が出ても非常に米価が高い。DIの話もありましたが、消費者の方々は、米の値段がどうなるのか注視されていると思います。そういう中にあって、飼料用米の単価を下げるとアナウンスメントしたとすれば、当然農業も経営ですから、一般品種、主食用米を作った方がいいとなると思います。今まで生産数量の割り当てもやめて、農家の方々、地域の方々が話をした上で、需要と供給のバランスをとりながら、生産活動をしてこられました。私が政策の変更と発言するによって壊れてしまうのは良くはありませんから、飼料用米の単価の引き下げは考えていないとはっきり申し上げました。
  ご指摘の、飼料用米に出すか、主食用米として出すかと。一般品種で作付けて、行き先(売り先)はこれから決めるというものは、毎年5,000円ずつ単価を下げる。飼料は飼料ですから、どっちに行くのかわからない、あやふやなものを残しておくとバグになるので、良くないだろう。主食用米は主食用米、飼料用米は飼料用米として、それぞれ需要があるわけですから、分けた方が良いだろうということで、5,000円ずつ単価を下げることに決めました。これについては、決めた通り下げさせていただきます。政策変更はないです。委員会は時間も限られており、説明が足りなかったと思いますが、そういう考えです。





報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上