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農林水産省

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江藤農林水産大臣記者会見概要

冒頭発言

大臣

   昨日、一部報道されてご存知の方も多いかと思いますが、私から(政府備蓄米の)内容について発表させていただきます。販売数量は21万トンとします。これは流通が滞って、スタックしている状況を何としても改善したいという強い決意の数字と受け止めていただきたいと思います。今回、21万トンと申し上げましたが、必要であれば、さらに数量を拡大することを考えています。
  売り先につきましては、5,000トン以上の仕入れを行っている大手の集荷業者を対象とさせていただきます。第1回目のロットは、15万トンを予定しています。大手の集荷業者が、1ヶ月に販売する量が15万トンですので、適量と判断しました。このうち10万トンは6年産米、5万トンを5年産米とします。なぜ古米という方もおられるかもしれませんが、5年産であれば、6年産よりも、若干値段を下げてお出しすることができますので、商社の方々にもご理解いただけると思います。私自身も、5年産米をわざと冷まして、おにぎりにして食べました。どれが6年産なのか、5年産なのか区別がつきませんでした。私も局長も課長も、誰も区別がつかない。食味的にも、香り的にも、十分な品質を保っていると自信を持ってお話ができると思います。
  申込数量は特定の者による買い占めや、応札価格の高騰が起きないよう、集荷実績に基づき上限を設けることとします。価格については、会計法令の規定に基づき、適正に設定したいと考えていますが、この場で申し上げることはできません。
  これまで申し上げてきた買い戻しは、原則1年です。これは変わりませんけれども、7年産米がどういう状況になるか、全く見通せないです。年度をまたぐ、1年をまたぐこともあり得る。1年を超えても、まだ全部を買い取っていない状況もあるということです。1年にこだわらないとご理解いただければと思います。 なお、今後のスケジュールについては、週明け月曜日から関係者への説明し、買受資格に係る審査の受付を始めます。入札公告は、3月初めを予定しています。1週間後には入札を行い、入札結果はしっかり国民の皆様方に発表します。3月半ばには備蓄米の引渡しを開始します。
  また、売渡しをした備蓄米がちゃんと流通に乗っているか確認しなければなりません。売渡し先には、隔週ごとに、販売数量、金額といった販売状況を農水省に報告することを義務付けます。これらの情報は農水省でとりまとめた上で、皆様方に発表します。
  今回の備蓄米の売渡しが米の流通の円滑化、ひいては国民生活の安定に資するようになるよう、迅速に手続を進めてまいります。詳細は、事務方から報告させていただきます。