江藤農林水産大臣記者会見概要
日時 | 令和7年2月18日(火曜日)8時47分~8時52分 於: 本省会見室 |
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主な質疑事項 |
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冒頭発言
大臣
私から冒頭発言がございます。昨日、(政府備蓄米の買戻し条件付売渡しに係る)買受資格と入札に関する説明会を行いました。参加者は、昨日が219名です。本日も行いますが、40名の方々のご参加を予定しています。非常に関心は高いと受け止めています。以上です。
質疑応答
記者
備蓄米について、(先週)金曜日に放出の量などの詳細を説明し、昨日、今日と集荷業者へ説明を行いますが、実際にスタックしていると思われる米や、価格など、市場に現状で影響があるか伺います。
大臣
足りない分が市場に出るわけですから、当然影響はあると思います。夏に向けて在庫に関し、不安視されている方もおられますが、昨日参加いただいた219名の方々は、まさに流通業者の方々です。この方々が現物を持てば、当然、流通は正常化に向かうと思います。流通正常化に向かえば、価格も落ち着くことが期待されると思います。
記者
流通正常化への期待ですけれども、今のところ、どの辺りを流通の正常化に向かう時期として考えているか、スケジュール感の目標があれば教えてください。
大臣
スケジュール感は、今回、昨日と今日で説明会を行いますが、そのあとの入札から売渡し、現物を受け取るまで、時間をできるだけ短縮するように指示しています。事務方は大変だけれども、業者の方も含めてついて来ていただきたいと思います。1日、2日、1週間でも早くなれば、当然店頭に出るタイミングも早くなりますが、政府から放出される分に加えて、民間のどこかにあると言われる21万トンが、どのようなタイミングで、どのように市場に影響を与えるか、これは読みようがありません。ただ、普通に考えれば、市場に21万トン余計に流通に乗ってしまうので、これが先んじて流通に乗れば、もっと早いタイミングで、流通が正常化する期待も持てると思いますが、各市場に参入しているプレイヤーの判断ですから、強制できるものでもありません。とにかく私ができることは、政府備蓄米が、少しでも早く消費者の方々の手元にお届けできるように、手続きの迅速化を図りたい。
記者
備蓄米の運用について、基本指針を変えるとか、概要をいつ発表するとか、こまめに発信されてきたと思いますが、この間、流通の動きの変化を感じる点はありますか。
大臣
市場に影響を与えることは言いづらいですが、個人的に東京の大手スーパーの幹部に友人がいます。そういった方に、卸の方から、お米がありますけれども、買いませんかとの申し出がかなりの数が出てきたと報告は受けています。それが全体の動きかはわかりませんが、動きが出ていないということではない。先物市場を見ても、今までにない数が取引されています。先物は、決して現物市場に全くリンクしていないと言いませんが、今の先物価格だと2,500円(5キロ換算)ぐらいになる。店頭価格と完全にリンクはしていませんが、先物の取引数が増えているということは、流通市場は動き出したと受け止めていいのではないかと思います。
報道官
それでは、大臣会見を終わります。
以上