このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

江藤農林水産大臣記者会見概要

日時 令和7年3月28日(金曜日)8時42分~8時46分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • 政府備蓄米が店頭に並び始めたことについて
  • 米国による関税対策として農産品の検疫等の緩和を検討しているとの一部報道について

質疑応答

記者

  備蓄米が店頭に徐々に並び始めたようですが、今後の価格がどうなるかも含めて期待等を伺います。

大臣

  報道等で見ましたが、安いものでは3,000円から店頭に並び始め、備蓄米を使用して、最初は(複数銘柄の)備蓄米だけでブレンドしたものが出ると思います。そのあと、他のものと手元にあるものと、ブレンドすることもあるかもしれませんが、頭(最初)の方は出された備蓄米(だけ)がブレンドされているということです。3,000円ほどであれば、大分値頃感がありますので、これがスムーズに消費者の皆様のお手元に届き、26日から本日まで、第2回目の7万トンの入札を実施していますので、必要に応じて21万トンから販売量を拡大することで、目詰まりが解消されて、価格が落ち着くことを期待しています。

記者

  トランプ大統領が輸入自動車の関税を一律25%にすることを受けて、関税措置の除外を求めて、日本側が農産品の検疫の規制緩和を検討していると一部報道でありましたが、事実関係と国内農業への影響をどのようにお考えかお願いします。

大臣

  検疫ですか。

記者

  はい。

大臣

  ありません。報道は今朝、私も見ました。26日に総理にお会いした日は、そのような話は全くしていません。動植物検疫は日本の国益に大いに関与することなので、相互関税に関して、さまざま議論が米国でされていることは存じていますが、少なくとも、総理や官房長官からそのような指示をいただいたことは、農水省としては全くないです。

記者

  トランプ関税で、昨日の報道が違うのを承知した上で、対策や、候補として考えていることがあれば教えてください。

大臣

  米国は今のところ、大統領に基づいて、USTR(通商代表部)と商務省が、貿易障壁について調査していることしか知り得ませんので、調査内容は向こうが発表するまではわかりません。それに先回りして、「こうだったらこうする」ということはあり得ないわけで、あくまでも日本が対象になるべきではないという旨を、あらゆるチャンネルを使って、米国に随時申し入れをしています。今朝の閣議の前に、経産大臣、外務大臣と立ち話をしましたが、まだ4月になっていませんので、あらゆるチャンネルを使って、働きかけを強めていくことしか今の段階では申し上げようがないです。





報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上