鈴木農林水産大臣記者会見概要
| 日時 | 令和8年3月19日(木曜日)9時22分~9時34分 於:本省会見室 |
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| 主な質疑事項 |
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冒頭発言
大臣
本日、私から2点、ご報告があります。1点目は横浜グリーンエクスポについてであります。本日からちょうど1年後、来年の3月19日に、横浜グリーンエクスポが開幕をいたします。本日の閣議では、開催機運を高めるため、全ての閣僚が公式マスコットキャラクターであるトゥンクトゥンクのピンバッジを着けて閣議に臨みました。そして本日から、公式チケット販売サイトにおいて、入場券チケットのWeb販売が開始をされます。前売り券が大人4,900円と、会期中よりも約1割安くお求めをいただけます。会期中を通して、季節ごとに織りなす花の風景をお得に楽しんでいただける「通期パス」などもご用意をしているところであります。さらに本日、公式アンバサダーである芦田愛菜さんなども参加をします「開催1年前のセレモニー」が開催をされます。私と根本副大臣も参加をしたいと考えております。概要は追って、グリーンエクスポ協会からプレスリリースをされます。また本日、第4回2027年国際園芸博覧会関係閣僚会議が開催をされる予定です。農林水産省としては、多くの皆様にこのグリーンエクスポを楽しんでいただけるよう関係者と連携をしながら、目玉コンテンツの充実や効果的な情報発信などに一層取り組んでまいります。是非、皆様も横浜グリーンエクスポにご期待をいただければと思っております。
そして2点目は、雪害に強い果樹産地づくり検討会についてということになります。今月8日日曜日に、秋田県下及び青森県下を訪問をさせていただきました。大雪の被害を受けた樹園地の被害状況を調査をいたしました。このうち、なしにつきましては、これまで大雪による被害を受けた事例に乏しく、生産者の皆さんからも、被害を受けた樹木を改植すべきかどうか判断が難しいといったお声があることがよくわかりましたので、そうしたことを踏まえまして、来週3月24日火曜日に、果樹生産の専門家を現地に派遣をいたしまして、改植の要否などについて、現地調査と意見交換を現場で行わせていただきます。また今回、秋田と青森とお邪魔をしたのですが、再度同じような大雪があった場合に備えまして、やはり雪害に強い果樹の産地づくり、これを進める必要があろうかというふうに思っております。来月前半を目途に、東北農政局におきまして、大雪の被害、何度も何度も遭っているような東北各県の参画を得まして、検討会を設置し、雪害に強い栽培方法の導入や苗木の供給力強化に向けた取組方針を検討していく考えです。皆さんにも(資料を)お配りをしておりますが、どういったことを検討するかといいますと、りんごも昨年も青森県で大変な被害になりましたし、今年も大変枝折れなどひどい状況であります。やはり大雪であったとしても、雪害に強い栽培方法がどのような形が可能なのか、高密植栽培などの導入促進の在り方、そして、なしについても雪に強い栽培方法の継続的な検討、そしてまた、今後改植などが進むというふうに思いますので、苗木の供給が十分に足りるのかどうかといった観点でも、今までは青森県でどうなのか、秋田県でどうなのか、山形県でどうなのかというお話を県ごとにやってきたところでありますが、これからは東北全体、日本全体でこの苗木の供給なんかも考える必要があろうかなというふうに思いますので、そうした観点で東北農政局で各県の皆様と一緒に検討会をして、少しでも雪害対策、前に進むようにさせていただきたいというふうに思います。私からは以上です。
質疑応答
記者
米国・イスラエルによるイランへの武力攻撃から間もなく20日が経過しようとしておりまして、中東情勢の緊迫化が続いています。特に、生産資材は為替や国際の市場の変動の影響を受けやすいわけですけれども、それで高騰の懸念も高まる中で、これらの対応策、支援策を取る考えはございますでしょうか。
大臣
農林水産省といたしましては、今般の中東情勢を受けた肥料、そして飼料などの価格変動に対して、必要な対応をしっかりと打っていくということが基本的な姿勢であります。まず、肥料について申し上げますと、本年の春作業に使用する肥料は、昨年11月に設定された価格で、既にほとんどの農業者の皆さんが調達済みというふうに考えております。一方で、今般の中東情勢によりまして、肥料原料の一部である尿素の国際価格は上昇をし始めておりますし、また、秋作業以降に使用する肥料価格に、これ6月に改定ということになりますけれども、影響を及ぼす可能性はあるというふうに考えておりますので、まずはこの価格動向を注視をした上で、生産現場の皆さんにとって生産コスト増が結果として経営を圧迫し過ぎて、厳しい状況に追い込まれるということのないように、早めの対策、どのようにすべきかということは検討させていただきたいというふうに思っております。また、配合飼料につきましては、原料を中東からほとんど輸入していないため、直ちに量的な影響というのが出るということは報告は受けておりませんが、ただ価格が高騰した場合には、生産者への影響を緩和する配合飼料価格安定制度を措置をしているところでありますので、万全の体制でしっかり取り組ませていただきたいというふうに思います。また、燃油につきましては、政府全体でガソリン価格を始め価格高騰を抑えるという補助金を出しますし、国家備蓄も放出をするということが決まりましたので、春作業でこれから燃油、様々使うというふうに思いますが、皆さんにとって不安のない状況を作れるように努力をさせていただきたいと思います。
記者
冒頭ありました雪に強い果樹産地づくりについてだったのですけれども、言及ありました今月視察に行かれてを踏まえてということなのですけれども、改めて現場の被害状況についてどのように受け止められたか、またどういった支援が必要だと感じられたか、お伺いできますでしょうか。
大臣
今回は秋田、そして青森とお邪魔をさせていただきました。木が真っ二つに割れてしまっている場所も様々拝見をさせていただきまして、特に一気に雪が今回降ったものですから、自宅の除雪で手一杯、そして中々畑まで行くことが難しかったという状況だったというふうに推察をされます。大変な状況の中で大変な被害になっていると思いますから、生産者の皆さんにとって、これから営農が継続していけるのかどうかというふうに思われている生産者も園地もあるというふうに思いますので、そうした皆さんが少しでも前に向かって進めるようにさせていただきたいなというふうに思っています。特に青森県は昨年も大変な被害がありました。中々雪の降り方が今までとは変わってきております。特に改植が必要になってしまった木については、たくさんの苗木がこれから必要になってくるという事態になりますので、特にこの高密植栽培、雪には確かに強いのですけれども、たくさんの苗木を必要とします。普通の苗木ではなくて高密植栽培用の苗木を作らなければなりませんので、そうした供給体制なんかも日本全体でどのように確保ができるのかという観点で、今後検討させていただきたいと思っています。
記者
今回の雪の被害について、農林水産関係で被害額等まとめられるようなお考えはありますでしょうか。
大臣
雪解け全て終われば、大体全ての調査が各県ごとにやるというふうに思いますから、結果として取りまとめをすることになろうかと思います。結構積み上がってくるのではないかなというふうに考えております。
記者
昨年5月に、青森県のりんごに関しては災害特例措置を出していただいたのですけれども、それは今後も継続されるご予定かということと、あと、苗木の生産は数年単位を要するのに生産者は高齢化している中で、どう生産を維持していくかみたいなところの観点で、そういう視点からの支援策もあればお伺いしたいなと思います。
事務方
今回の被害状況を見て、必要に応じてやっていきますけれども、改植については先ほど大臣が申し上げたとおりやる予定になります。
大臣
あとは苗木の供給。まさにこれから、高齢化で次の世代にその園地を引き継げるかどうかということが、これはりんごに限らない課題ですけれども、全てのもので課題になってくるというふうに思っています。特に、果樹栽培の場合は苗木を植えてから収穫に至るまでに数年間要しますから、例えば5年間とか、そういう中で次の世代にまずは良い園地をちゃんと引き継いでいただくという体制整備が肝心かと思います。その上で、同じように植え替えをしたとしても、同じような雪が降れば、また同じような被害になってしまいますから、それを繰り返すのではなくて少しでも大雪に耐えうる果樹の生産、特に青森県はりんごのトップリーダーでありますから、そこの生産基盤をしっかり支えていくという意味で苗木の供給が、今後足りなくなるのではないかというふうに考えておりますから、これを国全体で支えていくということが大事かなというふうに思っております。
報道官
よろしいでしょうか。それでは大臣会見を終了いたします。
以上




