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農林水産省

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プレスリリース

令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について

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令和7年6月20日
農林水産省

農林水産省は、令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について、引き続き、WTOにおいて輸入機会の提供を約束している最低数量にとどめ、品目別内訳を据え置くこととします。

1.バター及び脱脂粉乳等の国家貿易による輸入枠数量

バターや脱脂粉乳等の輸入は、国内需給に影響を与えないよう、独立行政法人農畜産業振興機構を通じた国家貿易が基本となります。その輸入枠については、毎年1月に翌年度全体の枠数量を示し、5月と9月を基本に増減の必要性を検証します。

2.直近の需給状況

ヨーグルト等の原料となる脱脂粉乳の需要は低迷する一方、バターの需要は業務用を中心に堅調です。
業界及び関係者は、乳価改定に伴うバター価格の値上げによる影響を鑑み、令和7年度のバター出回り量は令和6年度実績を下回ると見込んでおります。
また、直近の生乳生産量が本年1月時点の業界見通しよりも上振れしていることから、令和7年度末のバター在庫量は令和6年度末を上回ると見通しています。

3.輸入枠数量の検証

現時点では、本年12月の最需要期迄に小売りでの欠品に迄至るおそれ又はバター全体が過剰となる、このいずれについても、積極的に評価する状況にはないことから、令和7年度の輸入枠数量は、引き続き、WTOにおいて輸入機会の提供を約束している最低数量(カレントアクセス:生乳換算で13.7万トン)にとどめ、品目別内訳を据え置くこととします。

4.入札スケジュール

独立行政法人農畜産業振興機構は、設定した輸入枠数量を分けて、基本的にバターは毎月、脱脂粉乳は需給状況に応じて輸入入札を実施します。

5.参考

令和7年1月31日付けプレスリリース「令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について」
https://www.maff.go.jp/j/press/chikusan/c_gyunyu/250131.html

お問合せ先

畜産局牛乳乳製品課

担当者:鈴木、佐々木
代表:03-3502-8111(内線4932)
ダイヤルイン:03-3502-5987