プレスリリース
世界の超長期食料需給予測に関する国際シンポジウムの開催について
この度、米国農務省首席エコノミストのセス・メイヤー氏と国際食糧政策研究所上級研究員のキース・ウィーブ氏を招いて国際シンポジウムを開催します。農林水産省が令和4年度より取組んでいる「世界の超長期食料需給予測に向けた予測モデル等検討業務」におけるこれまでの検討内容を紹介するとともに、パネルディスカッションを通じて世界の食料安全保障についての議論を行います。
1.趣旨
世界の食料需給は、地球規模での気候変動の影響、人口増大、食料の価格高騰、新興国の経済発展、バイオ燃料需要の増大等を背景として、中長期的にはひっ迫する懸念があります。このような中、多くの農産物を輸入する我が国として将来における世界の食料需給の動向を見通すことは、長期的な食料安全保障の方向性を検討するための重要なものとなります。
このため農林水産省では、令和4年度より調査事業として国際農林水産業研究センター(国際農研)及び国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)に委託し、外部有識者の助言も得ながら、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書(令和4年度公表)を踏まえた世界食料モデルによる2060年にかけての食料需給予測(※)に取組んでいます。
※本予測は、生産性の向上や技術進歩等について一定の前提を置いた上で想定される世界の気候変動の影響、人口増加、経済成長などの一定のシナリオに基づき将来の食料需給の見通しを示すものです。
2.日時・場所等
開催日時:令和6年12月5日(木曜日)13時10分から16時45分 (会場受付12時30分より)
開催場所:東京大学弥生講堂(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)
開催方法:対面およびオンライン開催、登録申し込み先着順(会場定員150名)
使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)
参 加 費:無料
3.プログラム
13時10分から13時40分 開会挨拶
- 国際農研 理事長 小山 修
- 農研機構 エグゼクティブ リサーチャー 長谷川 利拡
13時45分から14時45分 基調講演
- 「気候変動下の食料生産の課題と対応」:米国農務省 首席エコノミスト Seth Meyer
- 「世界食料モデルIMPACT による気候変動の影響予測」:国際食糧政策研究所 上級研究員 Keith Wiebe
14時45分から15時00分 休憩
15時00分から15時50分 セッション1:気候変動の食料需給への影響
- 「気候変動下の世界の主要穀物の収量予測」:農研機構 上級研究員 飯泉 仁之直
- 「2060年にかけての世界の食料需給見通し」:国際農研 主任研究員 古家 淳
15時50分から16時05分 休憩
16時05分から16時35分 セッション2:パネルディスカッション
- 「超長期(30から40年後)の世界の食料需給予測における課題、食料安全保障の確保について」 登壇者全員
16時35分から16時45分 閉会挨拶
- 農林水産省 大臣官房 政策課長 河村 仁
4.申込方法等
(1)申込方法
会場でのご参加、オンラインでのご参加ともに、以下ホームページの参加申込フォームに必要事項を明記の上、お申し込みください。
オンラインでのご参加を希望され、一つの通信回線、端末で複数人が視聴される場合は、代表者1名によるお申し込みとし、備考欄に代表者以外の方の氏名、勤務先・所属団体名を明記してください。
▼国際農研のホームページからお申し込み下さい。
日本語:https://www.jircas.go.jp/ja/event/2024/e20241205(外部リンク)
英語:https://www.jircas.go.jp/en/event/2024/e20241205(外部リンク)
(2)申込締切
12月4日(水曜日)12時00分
(3)希望者多数の場合と参加可否の御連絡
会場希望者多数の場合は、先着順で締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。
(4)シンポジウムに参加する場合の留意事項
シンポジウム参加にあたり、次の留意事項を遵守してください。これらを守られない場合は、
参加をお断りすることがございます。
<会場参加>
ア.担当課の指定した場所以外の場所には立ち入らないこと。
イ.携帯電話等はマナーモードに設定の上、会場内での通話は控えること。
ウ.指定された場所以外での撮影・録音は行わないこと。
エ.指定された場所以外で喫煙しないこと。
オ.銃砲刀剣等その他危険なものを持ち込まないこと。
カ.咳・発熱などの症状がある場合は入館できません。
キ.その他、担当職員の指示に従うこと。
<オンライン>
ア.オンライン参加用のURLを許可なく第三者に転送したりSNSで公開したりしないこと。
イ.シンポジウムを許可なく録画・録音しないこと。
ウ.ネット通信料は、参加者の負担となります。
エ.パソコン、タブレット、スマートフォン等での参加が可能ですが、安定したネットワーク環境を推奨しています。
オ.ネットワークの回線状況やWi-Fi環境により動作に支障が出る場合がございますので、あらかじめご了承ください。
(5)シンポジウムに関する問い合わせ先
国際農林水産業研究センター情報広報室:大森、飯山
Tel:029-838-6708 Fax:029-838-6337
e-mail:koho-jircas★ml.affrc.go.jp
*お問い合わせの際は、上記メールアドレスの★を@に置き換えてください。
添付資料
お問合せ先
大臣官房政策課食料安全保障室
担当者:八木橋、加藤
代表:03-3502-8111(内線3804)
ダイヤルイン:03-6744-2368