プレスリリース
宮崎県における野生イノシシの豚熱感染事例の確認について
本日(4月11日(金曜日))、宮崎県都城市において、野生イノシシが豚熱に感染した事例が確認されました。
本病のウイルスが現場及び周辺地域にも存在する可能性があり、人や車両を介して本病のまん延を引き起こすおそれがあります。
1.概要
発見地点:宮崎県都城市
2.経緯
(1)宮崎県は、4月10日(木曜日)、同県都城市において回収した野生イノシシの死体についてPCR検査を実施しました。
(2)同日、宮崎県の検査によりPCR陽性が確認されたため、本日(4月11日(金曜日))農研機構動物衛生研究部門(注)で精密検査を実施したところ、豚熱野外株陽性であることが判明しました。
(注)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門:国内唯一の動物衛生に関する研究機関
3.今後の対応方針
宮崎県と連携して、以下の措置について万全を期します。
(1)宮崎県を豚熱経口ワクチンの散布推奨地域に指定し、特に感染確認地域の周辺では迅速かつ重点的に経口ワクチン散布を実施します。
(2)野生イノシシにおける感染状況の把握を進めるため、宮崎県において野生イノシシのサーベイランス及び捕獲を強化します。
(3)県内養豚農家に対し、ワクチンの適期接種を指導するとともに、ワクチン接種だけに頼ることなく、飼養衛生管理の再点検や早期通報を改めて徹底します。
4.その他
(1)豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
(2)現場及び周辺地域での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
(3)今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。
お問合せ先
消費・安全局動物衛生課
担当者:大倉、髙木
代表:03-3502-8111(内線4581)
ダイヤルイン:03-3502-5994