プレスリリース
小泉農林水産大臣の海外出張(フィリピン)結果概要について
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小泉農林水産大臣は、令和7年10月1日(水曜日)から10月2日(木曜日)まで、フィリピン(マニラ)で行われた第25回ASEAN+3農林大臣会合へ出席するとともに、各国要人との会談等を行いました。
1.第25回ASEAN+3農林大臣会合
(1)概要
令和7年10月2日(木曜日)、第25回ASEAN+3農林大臣会合が開催され、我が国から小泉農林水産大臣が出席しました。今回の会合では、ASEAN+3の枠組みでの農業分野の協力の実施状況について議論が行われ、ASEAN諸国から日本の協力に感謝し、これを支持する旨の発言がなされました。
また、本会合では「ASEAN+3食料・農林業分野協力戦略2026-2035(ASEAN+3 Cooperation Strategy on Food, Agriculture and Forestry)」が今後の協力の方向性を定めるための重要な枠組みとして採択されました。


(2)日程
令和7年10月2日(木曜日)9時00分から12時00分まで
(3)出席国
ASEAN諸国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、べトナム、東ティモール(オブザーバー))日本、中国及び韓国
(4)小泉農林水産大臣の発言のポイント
- ASEAN地域においては強靭で持続可能な農業・食料システムの構築の重要性が高まっていること。
- アジア・モンスーン地域に属し、農業生産環境が似通った日本とASEANは食料安全保障の確保に向けて協力できることは少なくないこと。
- ワシントン条約(CITES)などの国際的な枠組みでの日本とASEAN諸国間の協力が重要。
- 我が国は農業の脱炭素化やデジタル化も含め必要な技術協力等を行う。
2.第2回日ASEAN農林大臣会合
(1)概要
令和7年10月2日(木曜日)に開催された日ASEAN農林大臣会合では、我が国からは小泉農林水産大臣が冒頭のみ参加し、ASEAN地域における農業分野の協力について議論が行われました。
また、本会合では2023年に採択された「日ASEANみどり協力プラン」の改定版がASEAN各国から承認・採択されました。

(2)日程
令和7年10月2日(木曜日)14時00分から15時30分まで
(3)出席国
ASEAN諸国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、べトナム、東ティモール(オブザーバー))及び日本
(4)日ASEANみどり協力プランについて
「日ASEANみどり協力プラン」は、世界で食料の安定供給への懸念が高まる中、ASEAN地域における持続可能な農業及び食料システムの構築、ひいては地域の食料安全保障に貢献するよう、我が国の技術を生かした協力プロジェクトを進めるものです。
改定版の「日ASEANみどり協力プラン」はこれまでの取組に加え、本年策定されたASEAN食料・農業分野別計画2026-2030に沿いつつ、日本の技術や経験の貢献が期待できる新規プロジェクトを追加・推進することとしています。
3.各国要人との会談
小泉農林水産大臣は、フランシスコ・ティウ・ラウレル・フィリピン農業大臣などASEAN各国の要人との会談を実施しました。

フランシスコ・ティウ・ラウレル
フィリピン農業大臣との会談

ザキー・モハマド・シンガポール
持続可能性・環境上級国務大臣との会談

モハマド・サブ・マレーシア
農業・食料安全保障大臣との会談

ドゥット・ティナー・カンボジア
農林水産大臣との会談

ハジ・アブドゥ・マナフィ・ブルネイ
一次資源・観光大臣との会談

リンカム・ドゥアンサワン・ラオス
農業環境大臣との会談

マルコス・ダ・クルス・東ティモール
農業畜産漁業林業大臣との会談
4.参考
- 日ASEANみどり協力プランの概要(和文・英文)(PDF : 1,138KB)
- 日ASEANみどり協力プラン(英文・和文(仮訳))(PDF : 807KB)
お問合せ先
輸出・国際局国際地域課
担当者:米田・稲田・小川
代表:03-3502-8111(内線3472)
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