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農林水産省

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平成19年台風第4号及び梅雨前線による大雨に関する被害と対応

平成21年2月27日
農林水産省

1 気象概況

  • 梅雨前線は6月中旬には西日本の南海上に停滞し、西日本で大雨となった。下旬には九州から本州南岸に停滞するとともに、低気圧の影響もあり東北以西で大雨となった。
  • 7月に入ると梅雨前線の活動が活発化して、九州南部では大雨となり、7月5日~10日にかけての総雨量は、熊本県俵山で594mm、宮崎県鞍岡で447mmなど、平年の7月の月間雨量を超えた。
  • 7月13日には、台風第4号の接近・通過により沖縄本島地方では200mmを超える大雨が観測され、宮崎県の日向では24時間雨量が381mmと観測史上第1位を記録するなど、西日本の太平洋側を中心に大雨となった。
  • 台風第4号は14日鹿児島県に上陸した後、本州の太平洋沿岸を進み、西日本から東日本の太平洋側で大雨となり、四国地方では500mm、東海地方でも400mmを超える大雨となった。

2 被害状況

農林水産関係(下表は各県等からの報告をとりまとめたもの)

区分 主な被害 被害額(百万円) 主な被害地域
農作物等 水稲、野菜等の冠水、果樹の落果等 11,580 高知県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県ほか
営農施設 パイプハウスの倒壊等 365 大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県ほか
農地・農業用施設 農地の損壊 5,364箇所 6,865 福岡県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県ほか
農業用施設等の損壊等 5,090箇所 11,342
林野関係 林地荒廃等 855箇所 18,632 熊本県、宮崎県、鹿児島県、静岡県、高知県ほか
治山施設 103箇所 2,222
林道施設 4,311箇所 9,501
森林被害 5ha 11
林産施設等 9箇所 26
水産関係 漁港施設等の損壊 41箇所 1,697 和歌山県、愛媛県、高知県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県ほか
漁業用施設 3箇所 170
共同利用施設 19箇所 13
漁船の転覆・破損 85隻 90
水産物(定置網含む)   920
合計     63,434  

<参考>人的被害(消防庁情報:平成19年10月10日17時00分)
死者:6人、行方不明者:1人、負傷者:79人

3 対応状況

体制・情報収集・調整

【省内等】

  • 梅雨前線の大雨に関する災害情報連絡室を本省内に設置(7月4日)
  • 台風第4号及び大雨に関する関係局庁連絡会議を設置(7月12日)
  • 九州農政局、中国四国農政局において「災害対策本部」を設置(7月13日、14日)

【政府対応等】

  • 「台風第4号及び梅雨前線による大雨に関する災害対策関係省庁連絡会議(内閣府防災担当主催)」が開催(7月12日17時00分、15日16時00分)
  • 台風第4号及び梅雨前線による災害に係る熊本県への政府調査団へ林野庁より派遣(7月13日)
  • 「台風第4号に関する災害対策関係省庁局長会議(官邸主催)」が開催(7月14日22時00分)
  • 「(自)平成19年西日本豪雨・台風災害対策本部会議」が開催(7月15日21時00分)

農林水産物及び関係施設に関する対応

【激甚災害の指定】

  • 「平成19年6月11日から7月17日までの間の豪雨及び暴風雨による災害」として激甚災害に指定し、農地等の災害復旧事業等に係る補助の特別措置等を適用(8月10日公布)

【農作物等関係】

  • 九州農政局担当官(生産経営流通部)が熊本県下の現地を調査(7月10日)
  • 地方農政局等に対し「台風第4号の接近及び通過に伴う農作物等の被害防止に向けた技術指導の徹底について」の通知を発出(7月12日)
  • 九州農政局長他が大分県下の現地を調査(7月17日)
  • 生産局担当官(農産振興課、果樹花き課)が鹿児島県及び宮崎県下の現地を調査(7月18日~19日)
  • 生産局担当官(農産振興課、野菜課)が高知県下の現地を調査(7月20日)
  • 生産局担当官(特産振興課)が沖縄県及び鹿児島県下の現地を調査(7月26日~27日)

【農地、農業用施設関係】

  • 地方農政局等に「異常出水時の農地・農業用施設の維持管理及び被害調査等における留意点」の文書を発し注意喚起(7月9日)
  • 九州農政局担当官(整備部)が熊本県下の現地を調査(7月10日)
  • 地方農政局等に大雨等に伴う二次災害等の防止及び緊急を要する復旧箇所の応急対策の実施を行うよう指示(7月12日)
  • 九州農政局担当官(整備部)が鹿児島県下の現地を調査(7月13日)
  • 農村工学研究所専門家(1名)が鹿児島県下の現地を調査(7月17日~18日)
  • 農村振興局担当官(災害査定官)が鹿児島県下の現地を調査(7月19日~20日)

【林野関係】

  • 被害状況現地調査のため林野庁担当官を鹿児島県下に派遣(7月10日~11日)
  • 各森林管理局に対し「台風第4号の接近等について」を発出(7月12日)
  • 都道府県に対し「梅雨前線豪雨災害等に係る応急工事の実施について」、「当面の山地災害への対応について」を発出(7月12日)
  • 災害関連緊急治山等事業を採択(8月7日及び29日)

【水産関係】

  • 都道府県に対し、漁港関係施設等に係る防災上の適切な措置等を行うよう「台風4号に対する備えについて」を発出(7月11日)
  • 都道府県に対し、被災状況に応じた適切な災害復旧を行うよう「台風4号に係る応急工事について」を発出(7月16日)
  • 水産庁担当官(2名)を鹿児島県下に派遣し、特に被害の大きい漁港の被災状況について現地調査を実施(7月19日、20日)

【金融関係】

  • 農林漁業金融公庫(福岡支店、長崎支店、熊本支店、宮崎支店、鹿児島支店の計5支店)において梅雨前線による大雨の災害相談窓口を設置(7月3日)
  • 九州農政局から農協系統に対し金融上の措置を適切に講ずるよう要請(7月10日)
  • 農林漁業金融公庫(高松支店、熊本支店、宮崎支店、鹿児島支店の計4支店)において台風第4号の災害相談窓口を設置(7月17日、19日)
  • 沖縄振興開発金融公庫において台風第4号災害特別相談窓口を設置(7月17日)
  • 農林中央金庫(本店及び、福岡支店、長崎支店、熊本支店、大分支店、宮崎支店、鹿児島支店、那覇支店の計7支店)において台風4号および梅雨前線による大雨の影響にかかる相談窓口を設置(7月18日)
  • 被害農林漁業者等に対する資金の円滑な融通及び既貸付金の償還猶予等が図られるよう、関係機関に依頼(7月18日)

【共済関係】

  • 「平成19年梅雨前線の大雨及び台風第4号等による農作物等の被害に係る農業共済の対応について」の指導通知を関係団体等に発出(7月19日)

お問合せ先

経営局総務課災害総合対策室

担当者:新本室長、石曽根課長補佐
代表:03-3502-8111(内線5117)
ダイヤルイン:03-3502-6442

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