平成28年台風第10号による被害状況
平成29年4月28日更新
農林水産省
1 農林水産関係被害の概要
区分 | 主な被害 | 被害数 | 被害額(億円) | 被害都道府県(18都道府県より報告あり) |
農作物等 | 農作物等 | 24,931ha | 205.7 | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、埼玉 |
家畜の斃死 | 145,279頭羽 | 1.6 | 北海道、青森、岩手 | |
生乳 | 364トン | 0.4 | 北海道、青森、岩手 | |
農業用ハウス等 | 4,250件 | 36.7 | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、福島 | |
畜舎等 | 1,062件 | 36.7 | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田 | |
共同利用施設 | 25件 | 20.3 | 北海道、青森、岩手 | |
小計 | 301.4 | |||
農地・農業用施設関係 | 農地の損壊 | 2,554箇所 | 127.6 | 北海道、青森、岩手、宮城、山形、福島、三重、京都、大阪 |
農業用施設等の損壊 | 1,382箇所 | 126.1 | 北海道、青森、岩手、宮城、山形、福島、長野、三重、滋賀、京都、大阪 | |
小計 | 253.8 | |||
林野関係 | 林地荒廃 | 149箇所 | 81.6 | 北海道、青森、岩手、福島、長野 |
治山施設 | 32箇所 | 9.8 | 北海道、岩手、宮城、新潟、岐阜 | |
林道施設等 | 2,292箇所 | 114.2 | 北海道、青森、岩手、宮城、福島、長野、三重、奈良 | |
森林被害 | 2,228ha | 3.9 | 北海道、岩手 | |
木材加工・流通施設 | 24箇所 | 3.9 | 北海道、岩手 | |
特用林産施設等 | 22箇所 | 2.8 | 岩手 | |
小計 | 216.1 | |||
水産関係 | 漁船 | 249隻 | 1.2 | 北海道、青森、岩手、宮城 |
漁具 | 162件 | 17.7 | 北海道、青森、岩手、宮城 | |
養殖施設 | 1,605件他 | 11.8 | 北海道、岩手、宮城 | |
漁場 | 20件 | 0.2 | 北海道、岩手 | |
水産物 | 136件他 | 59.1 | 北海道、岩手、宮城 | |
漁具倉庫等 | 352件 | 4.8 | 北海道、青森、岩手、宮城 | |
漁港施設 | 36漁港 | 71.8 | 北海道、青森、岩手、宮城、福島、東京 | |
漁業用施設等 | 3件 | 2.3 | 北海道、岩手 | |
共同利用施設 | 89件 | 22.1 | 北海道、岩手、宮城、茨城 | |
海岸漂着物 | 5海岸 | 1.0 | 北海道、岩手 | |
小計 | 192.1 | |||
合計 | 963.4 |
2 農林水産省の対応
(1)台風第10号に対する備えと被害報告等について水産庁より通知を発出(平成28年8月22日、26日)
(2)台風第10号接近に伴う山地災害の未然防止について林野庁より通知を発出(平成28年8月26日)
(3)台風第10号接近に伴う事前点検及び災害発生時の復旧箇所における応急対策の実施について農村振興局より通知を発出(平成28年8月26日)
(4)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第2回)を開催(平成28年8月26日)
(5)台風第7号、11号及び9号並びに台風第10号による農作物等の被害に係る迅速かつ適切な損害評価の実施、共済金の早期支払等について経営局より通知を発出(平成28年8月29日)
(6)青森県の漁港泊地に流入した流木については、査定前着工により撤去済(平成28年8月31日~9月8日)
(7)災害救助法が適用された岩手県及び北海道の対象地域の被災者に対し、通帳、印鑑等を紛失した場合でも貯金者であることを確認して払い戻しに応じる等の適切な措置を講じるよう、農協漁協等に対し通知を発出(平成28年8月31日、9月1日)
(8)共済金(JA共済・JF共済)の迅速な支払いや、共済掛金の払込期間を延長する等の適時的確な措置を講じるよう、全共連共水連等に対し通知を発出(平成28年8月31日、9月1日)
(9)東北森林管理局が岩手県庁と連携してヘリコプターにより被害状況調査を実施。(平成28年8月31日、9月1日)
(10)「平成28年台風に関する農林水産省緊急自然災害対策本部」を設置し、第1回会合を開催(平成28年9月1日)
(11)東北農政局に「台風第10号に係る東北農政局災害対策本部」を設置し、第1回会合を開催(平成28年9月1日)
(12)「災害復旧事業における査定前着工の積極的な活用について」の通知を発出(平成28年9月1日)
(13)農村振興局防災課災害査定官を北海道に派遣し、被害状況の把握及び早期の災害復旧に向けた現地指導を実施(平成28年8月29日から平成28年9月1日、平成28年9月6日から8日、平成28年9月15日から16日、平成28年9月20日から21日、平成28年9月28日から30日、平成28年10月6日から7日、平成28年10月12日から13日、平成28年10月20日から21日)
(14)台風第10号による被災農林漁業者に対する資金の円滑な融通、既貸付金の償還猶予について経営局より通知を発出(平成28年9月1日)
(15)台風10号による被害漁業者、水産加工業者等に対する資金の円滑な融通、既貸付金の償還猶予等について水産庁より通知を発出。(平成28年9月1日)
(16)台風10号により災害救助法が適用された地域の被災者に対し、金融上の措置について水産庁より通知を発出。(平成28年9月1日)
(17)台風10号による漁業被害等に係る迅速かつ適切な損害評価等の実施及び共済金等の早期支払について水産庁より通知を発出。(平成28年9月1日)
(18)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第3回)を開催(平成28年9月2日)
(19)東北農政局災害対策本部会議(第2回)を開催(平成28年9月2日)
(20)北海道森林管理局が北海道庁と合同で南富良野町、占冠村、新得町、清水町方面においてヘリコプターによる被害状況調査を実施(平成28年9月3日)
(21)北海道開発局より南富良野町、清水町、芽室町に職員を派遣し、農地・農業用施設の被害状況調査等を実施。(平成28年9月3日から)
(22)北海道農政事務所生産経営産業部長が、十勝管内に入り、本省畜産振興課とともに農業被害状況を調査(平成28年9月5日)
(23)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第4回)を開催(平成28年9月5日)
(24)北海道農政事務所長が、十勝管内に入り、本省園芸作物課、地域作物課とともに農業被害状況を調査(平成28年9月6日)
(25)北海道農政事務所生産経営産業部長が、十勝管内に入り、本省園芸作物課、地域作物課とともに農業被害状況を調査(平成28年9月6日から9日)
(26)北海道農政事務所災害対策本部会議(第3回)を開催(平成28年9月6日)
(27)北海道森林管理局が北海道庁と合同で日高町、平取町、上士幌町、鹿追町、新得町、本別町、足寄町、陸別町方面においてヘリコプターによる被害状況調査を実施(平成28年9月7日)
(28) 矢倉農林水産大臣政務官が北海道下に出張し、台風第7号、第11号、第9号及び第10号による農業被害の状況を調査(平成28年9月8日)
(29)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第5回)を開催(平成28年9月8日)
(30)東北農政局災害対策本部会議(第3回)を開催(平成28年9月9日)
(31)北海道森林管理局が北海道庁と合同で帯広市、清水町、芽室町、中札内村、広尾町、大樹町、幕別町方面においてヘリコプターによる被害状況調査を実施(平成28年9月12日)
(32) 山本農林水産大臣が北海道下に出張し、台風第7号、第11号、第9号及び第10号による農林業被害の状況を調査(平成28年9月14日)
(33)礒崎農林水産副大臣が岩手県下に出張し、台風第7号、第11号、第9号及び第10号による農水産業関係被害の状況を調査(平成28年9月14日)
(34)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第6回)を開催(平成28年9月15日)
(35)平成28年8月16日から9月1日までの間の暴風雨及び豪雨による災害を激甚災害として指定(平成28年9月16日)
(36)農林漁業セーフティネット資金等の災害関連資金の貸付利子を貸付当初5年間実質無利子化(平成28年9月16日)
(37)農業近代化資金の借入れについて農業信用基金協会の債務保証料を保証当初5年間免除(平成28年9月16日)
(38)漁業者等の活動組織が行う流木等の回収処理などの保全活動に対する支援について水産庁より通知を発出(平成28年9月16日)
(39)「激甚災害の被災地域における多面的機能支払交付金の特例措置について」の通知を発出(平成28年9月20日)
(40)細田農林水産大臣政務官が北海道下に出張し、台風第10号による水産業関係被害の状況を調査(平成28年9月21日)
(41)「昨年の豪雨災害により被災した農地の復旧事例」を北海道、関係市町村等に配布(平成28年9月21日)
(42)「台風等の被災地域における農業農村整備事業等の執行について」の通知を発出(平成28年9月26日)
(43)農村振興局防災課災害査定官を岩手県に派遣し、被害状況の把握及び早期の災害復旧に向けた現地指導を実施(平成28年9月26日から27日)
(44)農地・農業用施設の災害復旧事業にかかる机上査定が可能となる上限額(200万円未満)を、北海道においては5,000万円未満、青森県、岩手県、山形県においては1,000万円未満に変更する等の通知を農村振興局より発出(平成28年9月28日)
(45)林道施設の災害復旧事業において、机上査定が可能となる上限額(300万円未満)を、北海道及び岩手県について1,000万円未満に変更する等の通知を林野庁より発出(平成28年9月28日)
(46)平成28年8月16日から9月1日までの間の暴風雨及び豪雨による水産動植物の養殖施設についての災害を激甚災害として指定(平成28年10月7日)
(47)「平成28年台風に関する農林水産省緊急自然災害対策本部」第2回会合を開催(平成28年10月7日)
(48)平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策を公表(平成28年10月7日)
(50)農村振興局長が十勝管内に入り、農地・農業用施設の被害状況を調査(平成28年10月10日)
(51)北海道及び岩手県において、平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策の実務担当者説明会を開催(平成28年10月13日、14日)
(52)千葉県において、平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策の実務担当者説明会を開催(平成28年10月21日)
(53)鹿児島県において、平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策の実務担当者説明会を開催(平成28年10月27日)
(2)台風第10号接近に伴う山地災害の未然防止について林野庁より通知を発出(平成28年8月26日)
(3)台風第10号接近に伴う事前点検及び災害発生時の復旧箇所における応急対策の実施について農村振興局より通知を発出(平成28年8月26日)
(4)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第2回)を開催(平成28年8月26日)
(5)台風第7号、11号及び9号並びに台風第10号による農作物等の被害に係る迅速かつ適切な損害評価の実施、共済金の早期支払等について経営局より通知を発出(平成28年8月29日)
(6)青森県の漁港泊地に流入した流木については、査定前着工により撤去済(平成28年8月31日~9月8日)
(7)災害救助法が適用された岩手県及び北海道の対象地域の被災者に対し、通帳、印鑑等を紛失した場合でも貯金者であることを確認して払い戻しに応じる等の適切な措置を講じるよう、農協漁協等に対し通知を発出(平成28年8月31日、9月1日)
(8)共済金(JA共済・JF共済)の迅速な支払いや、共済掛金の払込期間を延長する等の適時的確な措置を講じるよう、全共連共水連等に対し通知を発出(平成28年8月31日、9月1日)
(9)東北森林管理局が岩手県庁と連携してヘリコプターにより被害状況調査を実施。(平成28年8月31日、9月1日)
(10)「平成28年台風に関する農林水産省緊急自然災害対策本部」を設置し、第1回会合を開催(平成28年9月1日)
(11)東北農政局に「台風第10号に係る東北農政局災害対策本部」を設置し、第1回会合を開催(平成28年9月1日)
(12)「災害復旧事業における査定前着工の積極的な活用について」の通知を発出(平成28年9月1日)
(13)農村振興局防災課災害査定官を北海道に派遣し、被害状況の把握及び早期の災害復旧に向けた現地指導を実施(平成28年8月29日から平成28年9月1日、平成28年9月6日から8日、平成28年9月15日から16日、平成28年9月20日から21日、平成28年9月28日から30日、平成28年10月6日から7日、平成28年10月12日から13日、平成28年10月20日から21日)
(14)台風第10号による被災農林漁業者に対する資金の円滑な融通、既貸付金の償還猶予について経営局より通知を発出(平成28年9月1日)
(15)台風10号による被害漁業者、水産加工業者等に対する資金の円滑な融通、既貸付金の償還猶予等について水産庁より通知を発出。(平成28年9月1日)
(16)台風10号により災害救助法が適用された地域の被災者に対し、金融上の措置について水産庁より通知を発出。(平成28年9月1日)
(17)台風10号による漁業被害等に係る迅速かつ適切な損害評価等の実施及び共済金等の早期支払について水産庁より通知を発出。(平成28年9月1日)
(18)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第3回)を開催(平成28年9月2日)
(19)東北農政局災害対策本部会議(第2回)を開催(平成28年9月2日)
(20)北海道森林管理局が北海道庁と合同で南富良野町、占冠村、新得町、清水町方面においてヘリコプターによる被害状況調査を実施(平成28年9月3日)
(21)北海道開発局より南富良野町、清水町、芽室町に職員を派遣し、農地・農業用施設の被害状況調査等を実施。(平成28年9月3日から)
(22)北海道農政事務所生産経営産業部長が、十勝管内に入り、本省畜産振興課とともに農業被害状況を調査(平成28年9月5日)
(23)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第4回)を開催(平成28年9月5日)
(24)北海道農政事務所長が、十勝管内に入り、本省園芸作物課、地域作物課とともに農業被害状況を調査(平成28年9月6日)
(25)北海道農政事務所生産経営産業部長が、十勝管内に入り、本省園芸作物課、地域作物課とともに農業被害状況を調査(平成28年9月6日から9日)
(26)北海道農政事務所災害対策本部会議(第3回)を開催(平成28年9月6日)
(27)北海道森林管理局が北海道庁と合同で日高町、平取町、上士幌町、鹿追町、新得町、本別町、足寄町、陸別町方面においてヘリコプターによる被害状況調査を実施(平成28年9月7日)
(28) 矢倉農林水産大臣政務官が北海道下に出張し、台風第7号、第11号、第9号及び第10号による農業被害の状況を調査(平成28年9月8日)
(29)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第5回)を開催(平成28年9月8日)
(30)東北農政局災害対策本部会議(第3回)を開催(平成28年9月9日)
(31)北海道森林管理局が北海道庁と合同で帯広市、清水町、芽室町、中札内村、広尾町、大樹町、幕別町方面においてヘリコプターによる被害状況調査を実施(平成28年9月12日)
(32) 山本農林水産大臣が北海道下に出張し、台風第7号、第11号、第9号及び第10号による農林業被害の状況を調査(平成28年9月14日)
(33)礒崎農林水産副大臣が岩手県下に出張し、台風第7号、第11号、第9号及び第10号による農水産業関係被害の状況を調査(平成28年9月14日)
(34)北海道森林管理局緊急自然災害対策本部会議(第6回)を開催(平成28年9月15日)
(35)平成28年8月16日から9月1日までの間の暴風雨及び豪雨による災害を激甚災害として指定(平成28年9月16日)
(36)農林漁業セーフティネット資金等の災害関連資金の貸付利子を貸付当初5年間実質無利子化(平成28年9月16日)
(37)農業近代化資金の借入れについて農業信用基金協会の債務保証料を保証当初5年間免除(平成28年9月16日)
(38)漁業者等の活動組織が行う流木等の回収処理などの保全活動に対する支援について水産庁より通知を発出(平成28年9月16日)
(39)「激甚災害の被災地域における多面的機能支払交付金の特例措置について」の通知を発出(平成28年9月20日)
(40)細田農林水産大臣政務官が北海道下に出張し、台風第10号による水産業関係被害の状況を調査(平成28年9月21日)
(41)「昨年の豪雨災害により被災した農地の復旧事例」を北海道、関係市町村等に配布(平成28年9月21日)
(42)「台風等の被災地域における農業農村整備事業等の執行について」の通知を発出(平成28年9月26日)
(43)農村振興局防災課災害査定官を岩手県に派遣し、被害状況の把握及び早期の災害復旧に向けた現地指導を実施(平成28年9月26日から27日)
(44)農地・農業用施設の災害復旧事業にかかる机上査定が可能となる上限額(200万円未満)を、北海道においては5,000万円未満、青森県、岩手県、山形県においては1,000万円未満に変更する等の通知を農村振興局より発出(平成28年9月28日)
(45)林道施設の災害復旧事業において、机上査定が可能となる上限額(300万円未満)を、北海道及び岩手県について1,000万円未満に変更する等の通知を林野庁より発出(平成28年9月28日)
(46)平成28年8月16日から9月1日までの間の暴風雨及び豪雨による水産動植物の養殖施設についての災害を激甚災害として指定(平成28年10月7日)
(47)「平成28年台風に関する農林水産省緊急自然災害対策本部」第2回会合を開催(平成28年10月7日)
(48)平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策を公表(平成28年10月7日)
(50)農村振興局長が十勝管内に入り、農地・農業用施設の被害状況を調査(平成28年10月10日)
(51)北海道及び岩手県において、平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策の実務担当者説明会を開催(平成28年10月13日、14日)
(52)千葉県において、平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策の実務担当者説明会を開催(平成28年10月21日)
(53)鹿児島県において、平成28年台風による被災農林漁業者への支援対策の実務担当者説明会を開催(平成28年10月27日)
お問合せ先
大臣官房地方課災害総合対策室
担当者:川島、関川
代表:03-3502-8111(内線3808)
ダイヤルイン:03-6744-0578