宮城県北部を震源とする地震による農林水産業被害と対応
平成21年2月27日
農林水産省
1 地震の概要(気象庁調べ)
(1)発生日時:
第1回 | 平成15年7月26日0時13分頃 |
第2回 | 平成15年7月26日7時13分頃 |
第3回 | 平成15年7月26日16時56分頃 |
(2)震源:宮城県北部(北緯38.4度東経141.2度)
(3)深さ:第1回約12km 第2回約12km第3回約10km
(4)地震の規模:第1回M5.5(暫定) 第2回M6.2(暫定)第3回M5.4(暫定)
(5)震度5強以上観測された地域
第1回
震度6弱 | 宮城県矢本町、鳴瀬町 |
震度5強 | 宮城県鹿島台町、南郷町 |
第2回
震度6強 | 宮城県矢本町、鳴瀬町、南郷町 |
震度6弱 | 宮城県涌谷町、小牛田町、桃生町、河南町 |
震度5強 | 宮城県松山町、石巻市、田尻町、古川市、米山町 |
第3回
震度6弱 | 宮城県河南町 |
震度5強 | 宮城県涌谷町、南郷町 |
(6)津波:この地震による津波の心配はない
(7)余震:震度3~4の余震が多発している
2 被害状況
(1)農林水産関係(下表は県等からの報告を取りまとめたもの)
区分 | 主な被害 | 被害金額(百万円) | 被害地域 | |
農作物等 | 花き、野菜等 | 7 | 宮城県 | |
営農施設等 | ビニールハウス等の破損 | 1,815 | 宮城県 | |
農地・農業用施設 |
農地の損壊
|
98箇所 | 363 | 宮城県 |
農業用施設等の損壊 | 526箇所 | 1,812 | ||
林野関係 |
林地荒廃
|
25箇所 | 1,340 | 宮城県 |
治山施設 | 4箇所 | 480 | ||
林道施設 | 50箇所 | 31 | ||
林産物 | 7 | |||
水産関係 |
漁港施設等の損壊
|
9箇所 | 116 | 宮城県 |
漁業用施設等
|
6箇所 | 14 | ||
合計 | 5,985 |
<参考>人的被害(消防庁情報:平成16年3月30日)
負傷者:677人
3 対応状況
- 東北農政局に宮城県北部を震源とする地震災害対策本部を設置。(7月26日)
- 農林水産省災害対策関係局庁連絡会議を設置。(7月26日)
- 政府調査団に経営局災害総合対策官、東北農政局整備部長、同生産経営流通部長を派遣。(7月27日)
- 堤高15m以上(震度4以上の揺れがあった地域)・堤高10m以上(震度5弱以上の揺れがあった地域)のダム・ため池について点検調査を終了し、異常は認められなかった。
- 施設被害については、応急復旧対策を必要に応じて実施。
お問合せ先
大臣官房地方課災害総合対策室
担当者:川島、関川
代表:03-3502-8111(内線3808)
ダイヤルイン:03-6744-0578