第13回ASEAN+3緊急米備蓄理事会会合の結果概要について
1.令和7年2月19日及び20日、東京で第13回APTERR理事会会合を開催しました。同会合は、APTERR事業の前年度の事業報告や当該年度の事業計画等について議論するため、毎年各国持ち回りで開催されているものです。
日本での開催は今回が初めてとなります。
(参考)出席国等
ASEAN10か国、日本、中国、韓国、APTERR事務局、ASEAN事務局、AFSIS(ASEAN食料安全保障情報システム)、ADB(アジア開発銀行)、WFP(国連世界食糧計画)
2.冒頭、滝波農林水産副大臣が出席し、APTERR加盟国、APTERR事務局及びAPTERRに関わってきた関係機関のこれまでの活動に敬意を表すとともに、自然災害の頻発等によりAPTERRの果たすべき役割は今後ますます大きくなるとして、日本として地域の食料安全保障の確保のため、引き続きAPTERRの活動強化に向け積極的に貢献していく旨を述べました。
3.今回の会合においては、2024年度の事業報告及び2025年度の事業計画、APTERR事務局長の任期延長が承認されたほか、日本から支援を受けた各国からは、加工米飯を活用した支援や、学校生徒を対象とした持ち帰り支援といった日本独自の取組みについて効果的で有益だと評価する旨が述べられました。
4.また、フィリピン及びADBより、Tier1プログラム(申告備蓄の活用事業)について、災害等への対応を向上させるため緊急時への備えにも使用できるよう運用を見直すことについて提案があり、今後作業部会を開催し具体的な検討を進めることが合意されました。
(参考:APTERR関連資料)
ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)の概要(PDF : 156KB)
ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)における支援について(PDF : 440KB)
お問合せ先
農産局貿易業務課貿易企画班
担当者:棟上、松岡
代表:03-3502-8111(内線5020)
ダイヤルイン:03-6744-1387