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農林水産省

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第106号:甲子柿

更新日: 令和4年8月19日
担当: 輸出·国際局 知的財産課

登録の公示情報

登録の公示情報は下記よりご確認ください。

登録産品の概要

登録産品の画像
登録産品のパネルサムのネイル

登録産品パネル

登録産品のパネルデータを下記よりダウンロードできます。ポスターなどの各種配布物、PR資材にご活用ください。

登録年月日
令和3年3月12日
登録番号
第106号
名称
甲子柿(カッシガキ)
KASSHI GAKI、KASSHI KAKI、KASSHI PERSIMMON
区分
第1類 農産物類 果実類(かき)
生産地
岩手県釜石市
登録生産者団体
岩手県釜石市甲子町8-154
甲子柿の里生産組合
特性
甲子柿は、岩手県釜石市甲子町を中心に、伝統製法で渋抜きされた、完熟トマトのような鮮紅色をし、ゼリーのような食感が特長の柿である。渋柿を室(むろ)の中に入れ、煙で燻す燻煙脱渋法で甘くした柿は甲子柿のみで、その珍しさが評価されている。古くから釜石地方独特の秋の味として親しまれてきた伝統産品である。
地域との結び付き
釜石市は、東北地方でも比較的温暖で、積雪による枝折れ等の被害が少なく、台風や強風、霜による被害も殆ど無いことから、果樹の栽培に適した環境であり、柿栽培の北限といわれている。 全国的に珍しい室(むろ)で燻す燻煙脱渋法による商品は他になく、他品種柿を燻煙脱渋しても甲子柿のような色、やわらかさにはならない。渋柿の商業的な脱渋方法は炭酸ガスかアルコールを用い、果実硬度を保ったままで販売されているが、甲子柿の渋抜後の硬度は、刃物を使用せずとも皮が手で剥けるほどやわらかい。小枝柿(種無し)は、明治初期に気仙地方からもたらされて以来、生産地で栽培され続けている唯一の品種である。当時、囲炉裏の煙が上がっていく屋根裏に渋柿を並べたところ、渋が抜けて甘くなったことから、甲子柿の生産が始まった。昭和20年から、室(むろ)での燻煙を開始したことにより渋抜き期間を短縮でき、現在の鮮紅色で、やわらかい甲子柿が確立した。

お問合せ先

輸出·国際局 知的財産課

担当者: 地理的表示保護制度担当
代表: 03-3502-8111(内線4284)
ダイヤルイン: 03-6744-2062

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