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農林水産省

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水稲の作柄に関する委員会(令和元年度第3回)議事概要

1 開催日時

令和2年2月17日(月曜日) 14時00分~15時40分

2 開催場所

農林水産省 大臣官房統計部第1会議室

3 出席者

【委員】
雨宮宏司座長、荒井裕見子委員、黒田栄喜委員、平澤正委員、山岸順子委員、吉永悟志委員

【事務局】
大臣官房統計部長、生産流通消費統計課長 ほか

4 議事

(1)水稲の10a当たり平年収量の算出に用いるデータ数の見直しについて
(2)作況指数の算出に用いるふるい目幅の見直しについて
(3)水稲調査の見直しについて

5 議事概要( :委員からの発言)

〇事務局から資料について説明後、各委員から意見・提言を受けた。主な内容は、次のとおり。

(1)水稲の10a当たり平年収量の算出に用いるデータ数の見直しについて

  • 別紙をみると、東北等がプラスとなっている一方で、マイナスとなっている県もみられる。温暖化による東北等の冷害リスクの軽減や省力化や品質を重視する最近の傾向がより現れるのではないか。
  • データ数の見直しは、妥当と考える。なお、水稲の10a当たり平年収量の算定に用いるデータ数の見直しについては、統計を利用するユーザーに混乱がないように周知いただきたい。

(2)作況指数の算出に用いるふるい目幅の見直しについて

  • 作況指数が悪い年などにおいて、「水稲における農家等が使用したふるい目幅の分布」が大きく平年と異なる年が出る可能性がある。そのような、年次の取扱いについては、検討を行っておく必要がある。
  • より生産現場の実態に近づけるための措置として、都道府県別の設定に見直すことは妥当である。

(3)水稲調査の見直しについて

  • 人工衛星からの取得データを利用した水稲作柄予測手法の導入については、統計を利用するユーザーに混乱がないように周知をお願いする。
  • 他のリモートセンシング技術の活用等、新技術を利用した調査の効率化については、引き続き検討をお願いする。
  • 収量構成要素の把握等、利活用を踏まえた見直しを行っていただきたい

以上の意見を踏まえ、水稲の作況指数の算出に用いるふるい目幅及び10a当たり平年収量の算定に用いるデータ数の見直しについて、より生産現場の実態に近づけるための処置として、その場で了承された。