水稲の作柄に関する委員会(令和4年度第1回)議事概要
1 開催日時
令和4年9月13日(火曜日)13時30分~15時00分
2 開催場所
農林水産省 大臣官房統計部第1会議室
3 出席者
【委員】
雨宮宏司座長、荒井裕見子委員、大川泰一郎委員、萱場亙起委員、齊藤邦行委員、山岸順子委員、吉永悟志委員
【事務局】
大臣官房統計部長、生産流通消費統計課長 ほか
4 議事
令和4年産水稲の8月15日現在における作柄概況及び次回調査の実施に当たっての留意事項について
5 議事概要
事務局から令和4年産水稲の8月15日現在における作柄概況調査の結果、本年の気象の推移等について説明後、各委員から意見・提言を受けた。
- 7月までの気温・日照時間は、6月前半が低温、日照不足であったものの、6月後半以降は高温、多照で推移し、特に6月下旬は記録的な高温となり、7月上旬以降も気温はおおむね平年を上回り推移したが、7月中旬には大雨等に伴う日照不足となった。
その後、8月の気温もおおむね平年を上回り推移したものの、地域によって記録的な豪雨となったほか、日照は平年を下回る時期が多かった。
なお、今後1か月程度の天候の見通しでは、気温は平年並み又は高い、日照時間は少ない又は平年並みと予想されている。 - 6月前半の低温、日照不足、6月下旬の記録的高温、7月中旬、8月前半からの大雨等に伴う日照不足による穂数、もみ数、登熟、品質等への影響が懸念される。なお、影響の程度については、早場・遅場地帯ごとの水稲生育ステージの違いに留意する必要がある。
- 7月から8月の高温、8月後半以降も続いた日照不足が登熟、品質等に与える影響が懸念される。
- 7月中旬、8月前半からの大雨等による冠水等や9月上旬の台風による倒伏、フェーン現象等の被害が発生した地域では、登熟、品質等への影響について留意する必要がある。また、今後の台風や集中豪雨等が作柄へ与える影響にも留意する必要がある。
- 病虫害については、いもち病、トビイロウンカ、斑点米カメムシ類等の発生が多いと予想されている地域においては、その発生状況に留意する必要がある。
以上の意見を踏まえ、委員会としての意見をまとめ、その場で了承された。
(https://www.maff.go.jp/j/study/suito_sakugara/attach/pdf/index-18.pdf)