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農林水産省

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水稲の作柄に関する委員会(令和5年度第1回)議事概要

1 開催日時

令和5年9月19日(火曜日)15時30分~17時00分 

2 開催場所

農林水産省 大臣官房統計部第1会議室

3 出席者

【委員】
   雨宮宏司座長、大川泰一郎委員、萱場亙起委員、齊藤邦行委員、山岸順子委員、吉永悟志委員、吉本真由美委員
【事務局】
   大臣官房統計部長、生産流通消費統計課長 ほか

4 議事

令和5年産水稲の8月15日現在における作柄概況及び次回調査の実施に当たっての留意事項について

5 議事概要

事務局から令和5年産水稲の8月15日現在における作柄概況調査の結果、本年の気象の推移等について説明後、各委員から意見・提言を受けた。

  • 5月以降、全国的に、気温は平年並みからやや高く、6月中旬以降、東日本を中心に多照で推移したものの、6月下旬から7月中旬にかけて梅雨前線による大雨や日照不足となった地域もあり、九州北部などでは線状降水帯により局所的に記録的大雨となった。
    その後、全国的に気温は高温で推移し、特に北日本・東日本では記録的な高温で推移した。中でも、東北日本海側から北陸にかけて7月下旬以降、少雨やフェーンによる記録的な高温となった。
    なお、今後1か月程度の天候の見通しでは、気温は高く、日照時間は平年並み又は少ないと予想されている。
  • 6月から続く記録的な高温については、地球温暖化、エルニーニョ現象、インド洋の海水温の上昇の3つの要因によって引き起こされていると考えられる。
  • 6月から8月にかけて高温・多照で推移した一方、地域によっては大雨、日照不足等で経過した時期もあり、穂数、もみ数、登熟、品質等への影響が懸念される。なお、影響の程度については、生育ステージなどの違いに留意する必要がある。
  • 梅雨前線や8月の台風等に伴う大雨による冠水等や倒伏、7月から続く高温、少雨やフェーン等の被害が発生した地域では、登熟、品質等への影響について留意する必要がある。また、今後の台風や集中豪雨等が作柄へ与える影響にも留意する必要がある。
  • 病虫害については、いもち病、斑点米カメムシ類等の発生が多いと予想されている地域においては、その発生状況に留意する必要がある。

以上の意見を踏まえ、委員会としての意見をまとめ、その場で了承された。
https://www.maff.go.jp/j/study/suito_sakugara/attach/pdf/index-23.pdf(PDF:117KB)

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