3 都道府県及び市町村における食育に関する取組
「食育月間」には、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、国民の食育に対する理解を深め、食育推進活動への積極的な参加を促し、その一層の充実と定着を図るため、地方公共団体、保育所、学校、図書館、飲食店、企業等において、各種広報媒体や行事等を活用した取組が展開されました。
ある地方公共団体では、スーパーマーケット及び管理栄養士養成施設と協働した取組が行われました。具体的には、野菜がたくさん摂取できるように工夫された弁当を管理栄養士養成施設の学生が考案し、スーパーマーケットがそれを商品化して販売しました。
また、ある保育所では、絵本に登場する料理や食材を給食やおやつで提供し、絵本に登場する食べ物を実際に食べることを通して、園児たちが食に興味を持つきっかけを作る取組が行われました。各都道府県等における「食育月間」等の取組の事例については、農林水産省のウェブサイトで情報提供を行っています。

食育月間の取組他(農林水産省)
URL:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/gekkan/torikumi.html
コラム:「食育月間」の取組「第18回食育推進全国大会inとやま」、「食育月間セミナー」を通じた食育の普及啓発
第18回食育推進全国大会inとやま
「第18回食育推進全国大会inとやま」は、令和5(2023)年6月24日、25日の2日間にわたり、富山県富山市の富山産業展示館(テクノホール)を会場に、「食で心も体も幸せに とやまから広げるウェルビーイング ~未来へつなげよう 幸せの基盤~」をテーマに開催し、2日間で23,300人の来場者がありました。また、会場の様子をオンラインで全国に発信しました。
当日は、「第7回食育活動表彰」の表彰式、富山県内スポーツチームによるワークショップや食育トークショーの開催、食育に関する135のブースの出展や富山調理製菓専門学校を調理会場として富山の食材を使ったレシピを学ぶ料理教室など様々な催しにより、楽しみながら食育について考える機会が提供されました。
令和5年度「食育月間セミナー」~スポーツの力と食育で地域を元気に!~
農林水産省では、従来の枠にとらわれない新たな食育活動の展開に向け、スポーツチーム等と連携した「食育月間セミナー」を令和5(2023)年6月30日に開催しました。
本セミナーでは、プロのスポーツチームと行政や企業、団体等が連携した食育の実践や地域活性化の手法等に関する基調講演や事例紹介、パネルディスカッションが実施されました。参加者はスポーツと食育が連携する意義や可能性を学びました。
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消費者行政・食育課
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