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農林水産省

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3 都道府県及び市町村における食育に関する取組


食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の国民への浸透を図るため、「食育月間」には、都道府県及び市町村をはじめ、各地で各種広報媒体や行事等を活用した取組が展開されました。

具体的には、学校や保育所等での活動、地場産物の啓発をねらいとした活動、各種広報媒体を通じた普及啓発活動など、様々な場面で多様な活動が展開されました。なお、農林水産省では、各都道府県等における「食育月間」の取組事例について、ホームページにおいて情報提供を行っています。

https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/gekkan/torikumi.html

コラム:「第11回食育推進全国大会inふくしま」を通じた普及啓発について

開会式の様子

開会式の様子

「第11回食育推進全国大会inふくしま」は、大会テーマを、復興のあゆみを全国に感謝を込めて伝えていくことを盛り込んだ「チャレンジふくしま!おいしくたのしく健康長寿~復興のあゆみ。全国のみなさまへ感謝の気持ちを込めて~」とし、北海道・東北ブロックでの初めての大会として開催しました。

会場をビッグパレットふくしま(郡山市)とし、開会式、食育推進ボランティア表彰をはじめ、講演、シンポジウム、ワークショップ、139団体による131ブース展示等が行われ、2日間で約2万6千人が来場しました。

開催中に行われたイベントの主な内容は以下のとおりです。

[主な講演等]

  • シンポジウム「食育の推進事例から考える~若い世代への効果的な食育~」、「おいしい!楽しい!『食』で元気をチャージ」、「『食』のちから~地域で安心して豊かに暮らし続けるために~」
  • 講演「元気なふくしまっ子を育てるための食生活と子育て」、「世界に誇る 福島の食」
  • ステージイベント「福島の伝統的な味噌汁「おつけ」の話 ~昔のひとは減塩料理の達人だった!~」、「郡山(逢瀬町多田野)のもちつき歌」等
  • キッチンステージ「和食給食応援団 和食給食実演&トークショー」、「ふくしま応援シェフが県産食材の魅力をPR」、「家庭で簡単に高齢者向けの食事「介護食講座」」等
  • ワークショップ「高齢になってもおいしく食べる」等
  • 中小会議室講演会「学校給食と子どもたちの食育」、「食と嚥下機能について~誤嚥性肺炎を含めた~」、「学校給食・地産地消の発展に向けたフードコミュニケーション」、「放射線の基礎知識と食品中の放射能」等
  • 報告会「食育でつながり食育で未来をつくる~管理栄養士・栄養士による食育から考える~」、「平成27年度スーパー食育スクール事業実践報告」

[展示概要]

食育ボランティア、地方公共団体、教育・保育関係者、医療関係者、農林漁業者、食品関連事業者等様々な分野の食育に取り組む139団体が、活動等のパネル展示、子供向け体験コーナー、調理実演等のブース展示を行いました。

ブース展示の様子

ブース展示の様子

ブース展示会場入り口

ブース展示会場入り口

コラム:食育月間の取組「消費者の部屋」特別展示~国産食材を知ろう、味わおう~

「消費者の部屋」特別展示“国産食材を知ろう、味わおう”ポスター

「消費者の部屋」特別展示
“国産食材を知ろう、味わおう”ポスター

農林水産省の「消費者の部屋」では、平成28(2016)年6月6日~10日、食育月間の取組の一環として、「国産食材を知ろう、味わおう」をテーマに、特別展示を行いました。

国産食材に触れたり味わったりすることで、その良さを理解するきっかけづくりとするため、期間中は、米、野菜・果物、きのこ、水産物(かつおぶし)、茶、畜産物(牛乳)等について、日替わりで展示や試食を行いました。また日本型食生活や農林漁業体験スポット、大学における100円朝食などの取組を紹介するパネル展示等も行いました。

また、関係団体の協力をいただきながら、それぞれの食材の魅力やおいしい食べ方・選び方を知ってもらうための実演も行いました。品種や育て方の異なるお米の味の違いを見極める「ごはんの食べ比べ」、暑い夏でもおいしく飲める「冷茶の淹れ方」、果物をおいしく食べる「果物のカッティング教室」、削りたての味と香りを体感する「かつおぶし削り体験」等を実施しました。

さらに、農業女子による近隣の保育園の園児を招いての食育セミナーも開催しました。実物の野菜を触ったり、珍しい野菜を見せてもらい、興味津々の子供達の顔が見られました。

期間中の5日間で、延べ1,073人の来場がありました。来場者アンケートでは、「来場をきっかけに国産食材に対する意識が変わった」、「食育に関する催しに参加してみたい」などの意見が聞かれ、この展示に来場された多くの方に国産食材の魅力を感じていただくことができました。

「お米・米粉の展示とかつお節削り体験」

「お米・米粉の展示とかつお節削り体験」

農業女子による保育園児への「食育セミナー」

農業女子による保育園児への「食育セミナー」

コラム:「弁当の日」in農林水産省

弁当の日 応援プロジェクトシンボルマーク

弁当の日 応援プロジェクト
シンボルマーク

農林水産省では、食育月間の取組の一環として、省内職員に向けた「『弁当の日』in農林水産省」を平成28(2016)年6月17日に実施しました。

「弁当の日」とは、平成13(2001)年、香川県の小学校で竹下和男校長(当時)が児童だけで弁当の献立、買出し、調理、弁当詰め、片付けまでを行い、学校に持ってくるという取組を行ったのが始まりで、平成28(2016)年8月現在、1,800校を超えるまでに取組が全国に広がっています。

 
「『弁当の日』in 農林水産省」当日の様子

「『弁当の日』in 農林水産省」当日の様子

農林水産省では、平成28(2016)年4月に食育推進事務が内閣府から業務移管されたところであり、これまで以上に食育を推進していこうとする中、一人でも多くの職員がその担当業務にかかわらず自ら食育を実践し、まずは省内から食育の「実践の環(わ)」を広げていくことを目的として、全省挙げて「弁当の日」に取り組むこととしました。

実施に当たって、事前に各課やグループ毎で話し合い、「熊本応援復興弁当」、「魚を使った弁当」、「原料原産地表示弁当」、「ダムカレー弁当」など多種多彩な弁当のテーマが設定されたほか、食材を持ち寄って「おにぎらず」を作ったり、職場近くの日比谷公園まで歩いて青空の下で食べるなど、思い思いの形態での共食が企画されました。

多種多彩な弁当の数々

多種多彩な弁当の数々

当日は昼休みの時間を活用して、農林水産省の大臣室をはじめとした本省内52か所、また各地方農政局等の73か所で「弁当の日」が実施され、自作弁当を披露したり、持参した漬物や果物をお裾分けしたり、自作のハーブティーを振る舞うなど、食を囲みながらのコミュニケーションが深まるとともに、食育の楽しさや大切さを職員自らが改めて実感する機会になりました。さらに、「いつも弁当を作ってくれる家族へ感謝した」、「初めて弁当を手作りした」、「いつもより彩りを工夫しバランスを考えたメニューにした」など、各自が普段の食生活を見直すきっかけにもなりました。

今後も、食育を国民運動として推進する農林水産省として、まず職員自らが実践できる食育の取組として、「『弁当の日』in農林水産省」に引き続き取り組んでいくこととしています。



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消費・安全局
消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4576)
ダイヤルイン:03-6744-1971
FAX番号:03-6744-1974