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農林水産省

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2 意見交換会等


食品の安全性等に関するリスクコミュニケーションの取組の一つとして、消費者庁、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省等が連携して、意見交換会を開催しています。

「食品中の放射性物質」については、平成23(2011)年度から関係府省庁で連携し、重点的に取り組んでいます。

東京電力福島第一原子力発電所の事故に起因する風評の主な要因は、食品中の放射性物質に関する検査の結果等の周知不足であり、広く国民に正確な情報を発信することが重要であることから、復興庁が中心となり、関係府省庁とともに、平成29(2017)年12月に「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」を策定しました。本戦略では、福島県産品の魅力、その安全性などの情報発信を一層強化することとしています。

令和元(2019)年度は、食品の安全性確保のために生産現場が行っている放射性物質の低減対策の取組、食品中の放射性物質に関する検査結果の現状等について、正確な情報提供、意見交換等を行い、消費者に正しい情報に基づく自主的な消費行動を促すことを目的とした意見交換会「食品に関するリスクコミュニケーション「これまでを知り、これからを考える~食品中の放射性物質~」」を、令和元(2019)年10月から11月に宮城県、東京都、京都府及び福岡県で開催しました。

また、令和元(2019)年7月から8月には、関係府省庁が連携して、宮城県、東京都及び京都府で実施された親子参加型イベントに出展し、小学生とその保護者等を対象に食品中の放射性物質に関するステージプログラムを実施しました。

なお、意見交換会等で使用した資料や議事録は、関係府省庁のウェブサイトにおいて公開しています。

これらに加え、消費者庁では、地方公共団体、消費者団体等と連携し、食品中の放射性物質に関するリスクコミュニケーションに重点的に取り組んでおり、令和元(2019)年度は111回の意見交換会等を開催しました。また、食品中の放射性物質以外にも、食品に関する身近なリスクと安全について、消費者、事業者、専門家等の情報共有・理解促進のためのリスクコミュニケーションを実施しています。近年は、地方公共団体、消費者団体等と連携し、食品安全の考え方や健康食品に関する意見交換会等を実施するとともに、地方公共団体と協力して食品安全に関するリスクコミュニケーターの養成にも積極的に取り組んでいます。

食品安全委員会では、毎年度策定する食品安全委員会運営計画に基づき、食品安全委員会が行う食品健康影響評価(リスク評価)結果等への理解の促進等のため、リスクアナリシス、食中毒等をテーマとして取り上げ、地方公共団体とも連携しつつ、意見交換会を開催しています。令和元(2019)年度に行った食品関係事業者等を対象とした講座「精講:食品健康影響評価のためのリスクプロファイル」では、「鶏肉等におけるカンピロバクター・ジェジュニ/コリ」及び「ノロウイルス」をテーマとしました。また、消費者に対する食品安全教育に資するため、地方公共団体等への講師派遣、報道関係者や消費者団体との意見交換会、事業者団体などの関係職能団体との意見交換を実施するなど、積極的な情報提供や意見交換に努めています。なお、意見交換会で使用した資料や議事概要は、ウェブサイトにおいて公開しています。

厚生労働省では、消費者に食品の安全性確保についての理解を深めてもらうとともに、その意見をいただくために、輸入食品、ゲノム編集技術応用食品等の食品衛生上の取扱い等の意見交換会を開催するほか、地方公共団体等が主催する意見交換会や講習会等の機会を活用し、情報提供や意見交換に努めています。

農林水産省では、本省、地方農政局等において、消費者等との懇談会、消費者や事業者への説明会等の開催を通じて、食品の安全や動植物の防疫等について積極的な情報提供を行っています。

令和元(2019)年度における意見交換会等の主な開催テーマ

主 催 テーマ
消費者庁、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省 これまでを知り、これからを考える~食品中の放射性物質~
厚生労働省、農林水産省、消費者庁 ゲノム編集技術を利用して得られた食品等に関する意見交換会
食品安全委員会 ・精講:食品健康影響評価のためのリスクプロファイル~鶏肉等におけるカンピロバクター・ジェジュニ/コリ~(食品関係事業者等対象)
・精講:食品健康影響評価のためのリスクプロファイル~ノロウイルス~(食品関係事業者等対象)
厚生労働省 輸入食品の安全性確保

「こども霞が関見学デー」の様子

「こども霞が関見学デー」の様子

また、「こども霞が関見学デー」では、各府省庁において工夫を凝らしながら、取組を進めています。消費者庁と食品安全委員会は、「食品と生活の安全について学ぼう!」を連携して開催しました。消費者庁では、身の回りの事故防止を考えるミニセミナー及び食や生活の安全に関するワークショップを実施しました。食品安全委員会では、子供たちがカードゲームを通して、感染症拡大予防について学びました。厚生労働省では、子供が食の安全について学ぶきっかけになるよう、食の安全に関するクイズや手洗い方法に関する講習等を実施し、多くの子供たちが参加しました。農林水産省では、液体石けん作りと、できた石けんによる手洗い教室を実施しました。



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お問合せ先

消費・安全局
消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4576)
ダイヤルイン:03-6744-1971
FAX番号:03-6744-1974

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