このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

6 地域における共食の推進


近年、ひとり親世帯、貧困の状況にある世帯、高齢者の一人暮らし等が増え、様々な家庭の状況や生活の多様化により、家庭や個人の努力のみでは、家族との共食や健全な食生活を実践していくことが困難な状況も見受けられます。

社会的なつながりを持つことは、精神的健康、身体的健康、生活習慣、死亡リスク等によい影響を与えることが分かっており、社会とのつながりの観点から、厚生労働省では「健康日本21(第三次)」において、共食の増加を目標項目の一つとして設定し、取組を進めています。また、楽しい食事の時間は食欲を増進させることから、高齢者においては、通いの場等における地域の方々との共食が進められています。

こども食堂や多世代交流の共食の場は、他者と楽しく食べる、食事マナーを学ぶなど食育活動の場として重要です。このため、農林水産省では、こども食堂や多世代交流等の「共食の場」の開設、健康的な食生活に関するテーマの講話や農林漁業体験の場の提供等の食育活動を支援しています。食育活動の中では、食育について学んだ後、調理実習を行ったり、調理した料理を一緒に楽しく食べたりするなど、共食の場にもなっています。

事例:人と人がつながり、健康づくりと食育の輪を広げていく
(第8回食育活動表彰消費・安全局長賞受賞)

宇治(うじ)市健康づくり・食育アライアンスU-CHA(う-ちゃ)(京都府)

宇治市健康づくり・食育アライアンスU-CHAは、令和元(2019)年に発足した、健康づくりや食育活動に取り組んでいる団体のネットワークで、地域社会での食育活動を活性化させ、生涯にわたって住んでいるだけで自然と健康になれる食環境を作ることを目指して活動しています。宇治市内の飲食店や企業、医療機関、生産者、市民団体など、計112団体(令和6(2024)年10月時点)が加入しており、専門分野の違う団体同士が連携し、取組の効果を最大限に発揮できるように工夫しながら市民の健康寿命の延伸を目指した食育活動に取り組んでいます。

具体的な活動として、京野菜農園で親子で旬の野菜を収穫し、その場で和食料理人が野菜を調理し実食する体験型教室「うーちゃ学校宇治の青空レストラン」では、生産から食卓までの食べ物の循環について学ぶとともに、「共食」、「地産地消」、「和食文化の継承」、「農業体験」の観点から食育を推進しています。

ほかにも、健康づくりや食育をコンセプトに市内飲食店やNPO法人等がつくる「うーちゃ弁当」の販売、加入団体同士が斬新なアイデアを出し合い情報交換を行う「うーちゃミーティング」等を行っています。そして年1回、健康づくりや食育の推進の活動を多くの市民に周知するための大規模なイベント「うーちゃフェスタ」を開催しています。さらに、U-CHA独自の事業だけでなく、市内のイベントへの出展や地元産野菜を使ったレシピ集の発行など、活動の幅を多方面へ広げています。

このような活動を通じて、宇治市が地域ぐるみで食育の推進に取り組んでいることを市民に広く周知し、市民一人一人が食育の意義や必要性を自分事として理解するとともに、自らが主体的に食育を実践できる社会環境を構築しています。

今後も引き続き、人と人とのつながりを大切にし、健康づくりと食育の輪を広げる活動を継続していき、活動を通じて自然に健康で幸せな暮らしができるまちづくりを目指していきます。

食べ物を販売している様子

うーちゃフェスタの様子

参加者の集合写真

うーちゃ学校の様子



ご意見・ご感想について

農林水産省では、皆さまにとってより一層わかりやすい白書の作成を目指しています。

白書をお読みいただいた皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。

送信フォームはこちら(農林水産省総合窓口)

お問合せ先

消費・安全局
消費者行政・食育課

担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4551)
ダイヤルイン:03-3502-1320

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader