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農林水産省

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プレスリリース

平成21年4月30日

農林水産省

輸入米の販売直前の目視確認等で発見されたカビ状の異物の検査結果について

本年1月末までに販売直前の目視確認等により発見され分析していた「カビ状の異物」60件のうちの残りの40件について分析結果が出ました(本年3月末までに分析結果が判明した20件については4月3日に公表しました。)。
この40件のうち37件についてはアフラトキシンB1が陰性であったものの、3件についてはアフラトキシンB1が検出されました。
アフラトキシンB1陰性の37件も含めて40件の「カビ状の異物」を含む袋の米は、全て袋ごと焼却処分します。

1  検査結果について

(1) 輸入米については、食品衛生法上問題のないもののみを販売するため、 昨年12 月8日から、販売直前に解袋し、カビの有無の目視確認を行っております。

(2) 本年1月末までに、販売直前の目視確認等により発見された「カビ状の異物」は60件(昨年12月8日以前に発見され、分析中だった3件を含む)あり、食品衛生法に基づく通知に示す食品中のアフラトキシンの試験法により分析を行っておりました。 
このうち20件については、本年3月までに分析結果が判明し、4月3日に公表いたしました。 
この度、残りの40件についての分析結果が判明しました。
40件の分析結果は別紙1のとおりであり、37件についてはアフラトキシンB1が陰性でしたが、3件からアフラトキシンB1が検出されました。

2  アフラトキシンB1陽性の米について

アフラトキシンB1が陽性となった3件の状況は別紙2のとおりであり、

(1) 3件とも、 
[1] 当該「カビ状の異物」が発見された袋の米は焼却処分します。
[2] 同一船で輸入された米のうち、在庫保有している米のアフラトキシンB1の分析結果は陰性です。

(2)   同一船で輸入された米については、
[1] 2件については、一切販売していません。
[2] 1件については、21トン販売済みでしたが、「カビ状の異物」が発見された時点では使用されていませんでした。その米は、アフラトキシンB1の分析を行い、陰性であることを確認した上で、使用されております。

3  今後の方針について

(1) 輸入米の販売に当たっては、
[1] 昨年12月8日から、販売直前に解袋し、カビの有無の目視確認を行い、
[2] 本年2月19日からは、[1]に加え、同一場所における1~3日の解袋作業量(上限50トン)を1ロットとし、ロット全てのフレコンからサンプルを採取し、カビ毒の検査を行っておりますが、
このチェックを徹底して行ってまいります。

(2)   これまでに「カビ状の異物」が発見された米に関して、現在、その生産地、倉庫等についてのデータの整理・分析を進めているところであり、その結果に基づき、改善策を検討してまいります。

(3)   今後とも、農林水産省総合食料局が政府米のカビに関する科学委員会に助言を求めるとともに、当省消費・安全局をはじめ、厚生労働省、食品安全委員会、内閣府等と連絡を密にして対応してまいります。

 

お問合せ先

総合食料局食糧部消費流通課
担当者:中村、山﨑
代表:03-3502-8111(内線4235)
ダイヤルイン:03-6744-2410
FAX:03-3591-1646

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