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農林水産省

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第3回野生イノシシ豚熱対策検討会

日時及び場所

日時:令和4年11月1日(火曜日)13時30分~16時30分
会議方式:オンライン・対面会議(ハイブリッド方式)
場所:農林水産省消費・安全局第1会議室

議事次第

1 開 会
2 議 事
(1)豚熱発生の経過及び野生イノシシ豚熱対策の概要
(2)令和4年度における野生イノシシ対策の取組状況
(3)野生イノシシの豚熱検査結果の分析概要
(4) 経口ワクチン散布方法について
(5)検査方法及び国産経口ワクチンの研究開発状況について
(6)今後の野生イノシシ豚熱対策の対応方向
(7)野生イノシシにおけるアフリカ豚熱対策について
3 閉 会

出席者

青木委員、阿部委員、大谷委員、呉委員、小出委員、小寺委員、杉下委員、鈴木委員、津田委員、中澤委員、早山委員、平田委員、藤河委員、明神委員、西専門参考人、山田専門参考人

概要

PDF版はこちらから(PDF : 145KB)

概要 :議事次第に基づき進行。野生イノシシにおける豚熱対策の対応方向、アフリカ豚熱の今後の対応等について了承された。主な論点は、以下のとおり。

  • 本年3月には山口県、7月には徳島県と従来の感染確認地域から離れた地域で野生イノシシにおけ
    る豚熱が確認されたところ。遠方での発生や再侵入の状況について、早期に適切に把握するためにも、
    検査が十分ではない地域の検査数を増加させると共に、年間を通じた検査頭数の安定的確保、検査対
    象地域の偏りの是正等、検査における質的な面の強化を進めることが必要。また、検査方法の改良を
    推進し、現場の監視体制の強化を進めることが重要。周辺環境に応じた捕獲手法の選択と検査対象個
    体の選別を進めることで捕獲の強化とサーベイランス制度の向上を図ることが必要。
  • サーベイランス結果については、対策を検討する上で重要であることから、迅速に公表するととも
    に、分析の上対策に反映してきたところ。生産者、獣医師自身が自らの農場周囲等の感染状況を正確
    に認識することが必要であり、サーベイランス結果の情報提供についての周知を強化することが重要。
  • 経口ワクチンについては、豚熱の遺伝子検査陽性率が比較的落ち着いている地域でも一定割合の免
    疫獲得個体が維持されていることから、一定の効果を有することが考えられる。全国的な発生状況等
    を踏まえ、養豚場に豚熱ウイルスを持ち込むリスクの低減を目的とした散布地域・散布方法の選定方
    法について具体的に示すとともに、陽性確認地域での速やかな散布を促進することが必要。また、経
    口ワクチンの安定供給のため、内製化の早期実現に向けた研究開発を推進していくことが必要。
  • 野生イノシシにおける豚熱拡大の要因は、野生イノシシだけでなく、狩猟者や旅行者といった人や
    物を介した伝播による可能性もサーベイランス結果及び豚熱ウイルスの分子疫学解析から示唆され
    ているところ。今後、狩猟シーズンが本格化することから、関係者が連携し、捕獲・狩猟従事者に対
    して交差汚染防止対策の周知を進めていくことが必要。
  • 登山者等、山林に立ち入る者に対して、農場関係者以外の者がみだりに農場に立ち入らないこと、
    野生イノシシの餌となる残飯ごみを放置しないこと、下山時や帰宅時には靴の履き替えや洗浄・消毒
    を実施すること、野生イノシシの死体を見つけた際には自治体に通報すること等について、ナッジ手
    法の活用により、対策に資する行動変容に繋がる取組を行っていくことが重要。
  • アフリカ豚熱については、現在も国内での発生は確認されていないが、野生イノシシ侵入時の早期
    発見及び初動対応が非常に重要となる。対策の具体化に向けて、前回検討会で審議された方針に基づ
    いた「野生いのししにおけるアフリカ豚熱防疫実施マニュアル案」について審議した結果、方向性に
    ついては概ね妥当。今後、審議等での意見を反映し、本マニュアルの位置づけの検討とともに本たた
    き台の修正をしていくことで了解。

配布資料

議事次第(PDF : 53KB)
出席者一覧(PDF : 104KB)
配付資料一覧(PDF : 57KB)
タイムテーブル(PDF : 332KB)
資料1.日本における豚熱発生の経過及び野生いのしし豚熱対策の概要(PDF : 1,411KB)
資料2-1.令和4年度の野生いのしし豚熱・アフリカ豚熱対策の取組状況(PDF : 1,531KB)
資料2-2.令和4年度の野生いのしし豚熱・アフリカ豚熱対策の取組状況(PDF : 1,353KB)

資料3-1.野生イノシシの捕獲強化とジビエ利用に向けた取組(PDF : 1,095KB)
資料3-2.野生イノシシの捕獲強化とジビエ利用に向けた取組(PDF : 1,068KB)

資料4.環境省における豚熱の対応(農林水産省との連携)(PDF : 469KB)
資料5.イノシシの豚熱検査結果の分析概要(PDF : 119KB)
資料6-1.豚熱ワクチン散布手法に係る検討状況について(PDF : 1,190KB)
資料6-2.豚熱ワクチン散布手法に係る検討状況について(PDF : 1,429KB)
資料7.野生イノシシ検体に対するCSFV遺伝子検査法の開発進捗と今後の展望(PDF : 467KB)
資料9.今後の野生イノシシ豚熱対策の対応方向(PDF : 276KB)
資料10.野生イノシシにおけるアフリカ豚熱対策の具体化に向けた対応(対策マニュアルの作成及びそれに基づく準備・対応)(PDF : 1,565KB)
参考1.令和4年度野生イノシシ経口ワクチン前期散布状況(PDF : 347KB)
参考2.令和4年度ALIC事業(PR版)(PDF : 490KB)
参考3-1.イノシシのCSF検査結果の分析_要約、東北地方(PDF : 1,379KB)
参考3-2.イノシシのCSF検査結果の分析_関東・甲信越地方(PDF : 2,210KB)
参考3-3.イノシシのCSF検査結果の分析_北陸・中部地方(PDF : 1,764KB)
参考3-4.イノシシのCSF検査結果の分析_近畿地方、中国・四国地方(PDF : 2,001KB)
参考5.第2回野生イノシシ豚熱対策検討会概要(PDF : 141KB)

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

代表:03-3502-8111(内線4583)
ダイヤルイン:03-3502-5994

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