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農林水産省

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第4回CSF経口ワクチン対策検討会

日時及び場所

日時:令和2年2月26日(水曜日)15時30分~17時00分
場所:農林水産省第2特別会議室(本館4階ドアNO.467)

議事次第

1.開会
2.議事

(1)ワクチン散布の実績及び評価について
(2)春期散布の実施について
(3)CSF経口ワクチンの野外散布実施に係る指針の改訂について
(4)その他

3.閉会

出席者

青木委員、呉委員、迫田委員、津田委員、小寺委員、江口委員、鈴木委員、平田委員、佐藤委員、小出委員、原委員、川越委員代理

概要

PDF版はこちらから(PDF : 129KB)
概要:出席者からの主な指摘は、以下のとおり。
  • 野生イノシシ対策の目的は、野生イノシシにおけるCSFの感染を止めること。感染の再生産を防ぎ、その後の清浄化を目指していくべき。具体的には個体数の削減、免疫付与による感受性個体の削減、死体の適切な処分を並行して進めるべきである。
  • 初めに発生した岐阜・愛知等においては、自然感染による抗体付与に加え、経口ワクチンの散布により抗体陽性率を高め、清浄化を目指すべき。新たに生まれてくる若齢イノシシは、移行抗体が消失した後にはCSFへの感受性を有し感染源となることから、幼獣の捕獲が重要となる。
  • 一方、発生地域周辺のワクチンベルトにおいては、ワクチン散布により地域の免疫を高め感染を防ぐと同時に、外にウイルスを出さないことを目指すべき。成獣イノシシは移動するので、積極的に捕獲しなければ外側へのウイルス拡散は防げない。
  • 経口ワクチン散布と捕獲強化の位置づけについて、明確にすべき。
  • 拡散防止の観点からは、陽性イノシシが山塊から次の山塊に移っていくのを阻止することが重要で、イノシシの行動分布に合わせて捕獲強化とワクチン散布を同時に進めていくべき。
  • ワクチン散布エリアが決まれば、散布が効率的でないエリアで捕獲する等、自ずと捕獲エリアも決まるはずであり、両者の関係を県に示していくべき。
  • 現状では、経口ワクチンを厚く撒いているところと薄いところがある。昨年11月の経口ワクチンに係る学術検討会の提言を踏まえ、感染を減らしたい地域には均一な散布を行うべき。
  • 5~6月は、イノシシの出産時期で雌は動きにくくなるものの、雄は雌の出産時期とは無関係に移動し、また、前年に出生した個体は出産時期に群れから離れて動くので、時期にこだわらずにワクチン散布すべき。ただし、タケノコなどの植生によっては摂食に影響を与えることに留意する必要がある。
  • ドイツの空中散布では、ワクチンの摂食率が低くなることが知られていることから、モデル的なエリアで効果検証を行うべき。

配付資料

会議資料(PDF : 10,472KB)

分割版
議事次第(PDF : 219KB)
配布資料一覧(PDF : 111KB)

資料1.経口ワクチンの散布の実績及び評価について(PDF : 2,272KB)
資料2.サーベイランス検査結果を踏まえた今後の対応方向(PDF : 172KB)
資料3.春期散布の考え方について(PDF : 902KB)
資料4.CSF経口ワクチンの野外散布実施に係る指針(改訂案)(PDF : 626KB)
資料5.空中散布を実施する際に留意すべき事項について(案)(PDF : 463KB)
資料6.野生イノシシの捕獲強化にむけた取組(PDF : 833KB)

参考1.2019年:経口ワクチン散布計画の実施概要(PDF : 141KB)
参考2.2019年:野生イノシシによる経口ワクチンの接食状況(PDF : 295KB)
参考3.野生イノシシ・サーベイランス検査の進捗状況(PDF : 319KB)
参考4.イノシシのCSF検査結果の分析(動衛研)(PDF : 1,105KB)
参考5.ワクチン摂取判定のための参照資料(PDF : 2,200KB)
参考6.野生いのししのCSF浸潤状況調査(岐阜大学)(PDF : 2,360KB)
参考7.野生イノシシのCSFに対する免疫獲得率について(愛知県)(PDF : 230KB)

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

代表:03-3502-8111(内線4583)
ダイヤルイン:03-3502-5994

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