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農林水産省

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第1回野生イノシシ豚熱対策検討会

日時及び場所

日時:令和3年10月26日(火曜日)10時00分~12時00分
場所:共用第5会議室(別館地下1F)オンライン会議

議事次第

1.開会
2.議事
(1)野生イノシシ豚熱の発生状況及び経口ワクチンの散布実績
(2)野生イノシシの豚熱検査結果の分析概要
(3)今後の野生イノシシ豚熱対策の対応方向
(4)農林水産省及び関係機関の野生イノシシ豚熱対策に係る取組
3.閉会

出席者

青木委員、呉委員、迫田委員、津田委員、國保委員、早山委員、小寺委員、平田委員、江口委員、
鈴木委員、小出委員、小川委員、則久委員、藤河委員、渡邊委員代理

概要

PDF版はこちらから(PDF : 123KB)

概要:出席者からの主な指摘は、以下のとおり。

  • 本年4月以降も、飼養豚における豚熱の発生が、群馬県、三重県、栃木県、山梨県、神奈川県及び
    滋賀県において確認されている。これらの発生農場の周囲では発生から近い時期に豚熱感染野生イノ
    シシ(以下、感染個体)が確認されている。野生イノシシの感染状況を把握することは、捕獲強化や経
    口ワクチン散布等の対策方針を検討する上で必要となることに加え、養豚場の感染リスクの評価、農
    場のバイオセキュリティを徹底する上で生産者への強いアラートにもなり、極めて重要である。した
    がって、生産者に自身の農場周辺の感染状況が把握できるような形で、よりタイムリーで有意義な情
    報提供を行うことが重要。
  • 感染個体の拡大については、野生イノシシだけでなく、狩猟者や旅行者といった人や物を介した拡
    大リスクも存在している。これから狩猟や行楽が始まるシーズンでもあるため、狩猟者はもちろんの
    こと、一般旅行者、入山者等への注意喚起が必要。
  • 野生イノシシにおいては、西は兵庫県、東は山形県、宮城県まで感染個体が確認されている。現在、
    中国四国、九州等の県においてはサーベイランス検査数が十分ではなく、感染状況を正確に把握でき
    ていないことから、これらの地域においては、サーベイランス体制をより強化していく必要。検査数
    を増加させるためには、捕獲者へのより一層のサーベイランス協力要請、検査機関の負担軽減となる
    効率的な検査法の導入、既に十分なサーベイランス体制を構築している先進県の優良事例の共有等が
    必要。
  • 早期から経口ワクチンを散布している岐阜県や愛知県等においては、感染個体の確認数は減少傾向
    にあるが、周辺県での発生は継続して確認されていることから、これらの地域についても、感染個体
    が再び増加しないよう、引き続き対策を継続していくことが必要。
  • 経口ワクチンの散布方針については、農場バイオセキュリティの徹底と組み合わせて、養豚場の感
    染リスクを低減させることを目的に散布エリアを選定することが必要。併せて、感染拡大防止のため、
    国内の感染拡大の東西端である県において、感染個体が急増している地域に散布することが重要。
  • 経口ワクチンをより効果的かつ効率的に使用するため、日本の地形や野生イノシシの生息状況を考
    慮した上で、より多くの野生イノシシがワクチンを摂食できるような散布方法について検討すること
    が必要。また、適切なワクチン散布量について検討するとともに、散布に必要な経口ワクチンを確実
    に確保し、各散布地域に必要な個数を散布するため、内製化の推進が重要。また、経口ワクチン開発
    の取り組みに加え、野生イノシシ対策の研究成果については早期の社会実装を図ることが重要。

配布資料

会議資料(PDF : 17,860KB)

分割版
議事次第(PDF : 47KB)
出席者一覧(PDF : 198KB)
配布資料一覧(PDF : 74KB)
議事録(PDF : 317KB)

資料1.日本における豚熱発生の経過及び野生イノシシ豚熱対策の概要(PDF : 1,429KB)
資料2.イノシシの豚熱検査の分析概要(PDF : 159KB)
資料3.今後の野生イノシシ豚熱対策の対応方向(PDF : 174KB)
資料4-1.野生イノシシ豚熱対策に関する今年度の取組状況(PDF : 330KB)
資料4-2.豚熱及びアフリカ豚熱の遺伝子診断について(PDF : 986KB)
資料4-3.野生イノシシの豚熱サーベイランス体制の構築について(PDF : 1,088KB)
資料5.野生イノシシの捕獲強化とジビエ利用に向けた取組(PDF : 2,236KB)
資料6.環境省における豚熱の対応(PDF : 328KB)

参考1.令和3年度野生イノシシ経口ワクチン前期散布状況(PDF : 380KB)
参考2.令和2年度の豚熱対策の状況について(PDF : 110KB)
参考3-1.イノシシの豚熱検査結果の分析_県別(PDF : 2,080KB)
参考3-2-1.イノシシの豚熱検査結果の分析_市町村別(PDF : 1,783KB)
参考3-2-2.イノシシの豚熱検査結果の分析_市町村別(PDF : 1,666KB)
参考3-2-3.イノシシの豚熱検査結果の分析_市町村別(PDF : 1,808KB)
参考4.豚熱、経口ワクチンの野外散布実施に係る指針(PDF : 352KB)
参考5-1.CSF・ASF対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引き(PDF : 1,589KB)
参考5-2.CSF・ASF対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引き(PDF : 1,677KB)
参考6.令和3年度ALICE事業(PR版)(PDF : 500KB)
参考7.農林水産省で実施中の豚熱(CSF)関連の研究事業について(PDF : 938KB)
参考8.第72回牛豚疾病小委・第7回豚熱経口ワクチン対策検討会概要(PDF : 155KB)

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

代表:03-3502-8111(内線4583)
ダイヤルイン:03-3502-5994

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