家畜衛生ポスターデザインコンテスト
更新日:令和7年7月28日
1. 家畜衛生ポスターデザインコンテストとは
現在、日本を含む世界中で、高病原性鳥インフルエンザや豚熱などの家畜に深刻な被害を及ぼす伝染病の発生・まん延が大きな問題となっています。家畜にこのような病気が広がると、畜産業に大きな被害を与え、肉や卵を含む食品の安定供給に深刻な被害を及ぼす可能性があります。農家をはじめ畜産関係者は、家畜の病気が農場に入らないように、日頃から対策を行っています。しかし、病原体は衣類や靴、食品などを介して、家畜が直接感染したり、野鳥やイノシシなどの野生動物を経由して感染したりする場合があります。このため、家畜の伝染病対策は、農場だけでなく、日本に滞在又は居住する人全員で心がける必要があります。
「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」は、家畜の病気やその対策への理解が深まるきっかけとなることを目指しています。
【主催】農林水産省【後援】環境省
2. 令和7年度の募集テーマ
テーマ「豚熱をひろげないためにできること」
実施要領: 実施要領(PDF : 221KB)
豚やイノシシが感染する病気です。感染力が強い上に死亡率が高いため、豚農場で発生した場合には、他の農場等への感染がひろがることを防ぐため、飼養している豚を殺処分することになります。日本では、2018年9月に飼養している豚と野生イノシシで発生が確認されて以降、現在も豚・野生イノシシで感染が確認されています。
豚農場での発生を防ぐため、農家の方達は農場内に原因ウイルスを入れないように努力していますが、同時に、豚熱ウイルスを持つ野生イノシシを増やさない取り組みも必要です。野生イノシシの豚熱感染をひろげないためには、野生イノシシが生息する地域に住んでいる方、山林を訪れる方など、みんなで対策を行う必要があります。
【豚熱をひろげないためにできることの例】
1. イノシシの死体を見つけたら、触らず、すぐに自治体に連絡してください。
野生イノシシは豚熱が原因で死んでいる場合があり、豚熱によって死んだイノシシはウイルスをたくさん持っている可能性があります。都道府県では、死んだイノシシの検査や処分をしていますので、死んでいるイノシシを見つけたら、決して触らず、自治体に連絡してください。
2. 山に入った後は、靴の泥を落としましょう。
豚熱のウイルスは土にも含まれています。ウイルスが含まれた土が付いた靴で移動すると、ウイルスをひろげてしまいます。靴の泥はブラシなどで落としましょう。
3. 家畜のいる施設には近づかないようにしましょう。
豚熱のウイルスは人や物を介して農場に侵入してしまうことがあります。家畜がいる施設の中へ入ったり、近づいたりしないようにしましょう。
ポスターでは、一般住民やアウトドアを楽しむ方等に向けて、豚熱対策への協力意識が高まるデザインとしてください。上記の対策はあくまで例ですので、ホームページを参考に、農場での対策や、狩猟者による衛生対策を推進するものなど、豚熱の感染を防いだりひろげたりしないために必要と思うことを描いてください。観光に関連する場合は、日本での観光を楽しんでもらえるようなデザインとしてください。
なお、応募いただく作品は未公表でオリジナルのものに限ります。使用する言語は問いません。
*イノシシの保護を目的とするポスターではありません。
*既に公表されているイラスト素材等を使用した作品は審査対象外とします。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
【参考サイト】
農林水産省ホームページ「豚熱(CSF)について」
農林水産省ホームページ「野生イノシシにおける豚熱対策」
ポスター大募集!(カラー版)(PDF : 844KB) ポスター大募集!(白黒版)(PDF : 1,630KB)
3. 応募条件
絵画、イラスト、CG、写真などの平面作品でA3又は八ツ切タテのデザイン
*採用された作品は「A2又はA1サイズ・タテ」で印刷・掲示されることを想定したデザインにしてください。
*電子媒体で制作された方には、後日データ提供をお願いすることがありますので、保管をお願いいたします。
4. 募集期間
令和7年7月16日(水曜日)~令和7年9月30日(火曜日)(当日消印有効)
5. 表彰点数
農林水産大臣賞 1点
消費・安全局長賞 1点
佳作 数点
特別賞
中央畜産会長賞 1点
大日本猟友会長賞 1点
日本獣医師会長賞 1点
日本養豚協会長賞 1点
動物検疫所長賞 1点
受賞作品は農林水産省ホームページで発表します。
*住所(都道府県名のみ)及び氏名(ペンネーム可)を公表します。
*学生、生徒又は児童の場合は学年(学生については原則学校種別のみ、学校名は希望者のみ)も併せて公表します。
*一般の方は希望により職業や職種を公表します。
農林水産大臣賞、消費・安全局長賞、特別賞については、表彰式を行う予定です。
その他の受賞者に対しては、ホームページ及びプレスリリースでの公表をもって表彰に代えることとします。
6. 審査
審査員による審査を行い、各賞を決定します。
審査に当たっては、テーマの理解、表現、アピール性、デザイン性、印象の基準から総合的に選定を行います。
【審査委員】
石川 清康(農林水産省 動物検疫所 所長)
植竹 香織(ポリシーナッジデザイン合同会社 代表)
勝田 賢(農研機構 動物衛生研究部門 所長)
小森田 亜希子(農林水産省 大臣官房広報評価課 デザイナー)
津田 知幸(家畜衛生部会 牛豚等疾病小委員会 委員長)
平田 滋樹(農研機構 畜産研究部門 上級研究員)
*敬省略・五十音順
7. 応募方法
応募用紙に必要事項を記入し、応募作品とともに下記の応募先へ郵送又はメールにて提出してください。
郵送する場合は作品を折り曲げたり丸めたりせずに提出してください。
メールで応募する場合は容量の上限は7MB までとし、それを超える場合は電子媒体(CD-R等)で郵送にて提出してください。
応募用紙(WORD : 37KB)
応募用紙(PDF : 62KB)
8. 応募先
【郵便の場合】
〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1
農林水産省消費・安全局動物衛生課内
家畜衛生ポスターデザインコンテスト事務局 宛
【電子メールの場合】
eisei_poster★maff.go.jp
応募の際は★を@に変更して送付してください。
9. 受賞作品の活用
家畜衛生及び豚熱対策推進に資するため、農林水産大臣賞受賞作品は農林水産省が作成するポスターデザインとして採用します(他の受賞作品についても、内容を踏まえポスターデザインとして採用する場合があります。)。ポスター作成の際、オリジナリティを損なわない程度に修正・補作することがあります。
また、受賞作品については、豚熱対策推進に努める企業・団体等が使用できるものとします。 ポスターは印刷のため、色調が実物と異なる場合があります。
10. 注意事項
(1) 応募作品の帰属及び諸権利
応募作品の返却は行いません。
入賞作品に関する一切の知的財産権(著作権法第 27 条及び第 28 条に定められる権利を含む。)は農林水産省に帰属することとし、応募者は、農林水産省が入賞作品に関して行う、利用、管理、処分等の行為について、著作者人格権を行使しないものとします。
応募作品は、応募者又は応募者が本コンテストに応募することについて同意した者が、自らの着想に基づき制作した未発表のものに限ることとします。
知的財産権など第三者の権利を侵害するものは、応募作品とすることができません。第三者の知的財産権を侵害する疑いのある作品については、審査結果後であっても受賞を取り消すことがあります。
応募作品について、著作権等に関する争議が生じた場合、農林水産省は一切責任を負いません。
(2)その他
応募作品について、自動画像生成AIで作成された画像又は公表されているイラスト素材を、全部もしくは一部に使用した作品は審査対象外とします。
写真を使用し、人物が被写体となっている場合、あらかじめ被写体の方の承諾を得て応募してください。
事実関係の誤認を含む作品や、誤った表現にご注意ください。
未成年者の応募に際しては、必ず保護者の同意を得た上で応募してください。
審査状況や審査結果に関する問合せには応じられません。
11. 過去の開催について
家畜衛生推進に資するため、農林水産大臣賞受賞作品は農林水産省が作成するポスターデザインとして採用します(他の受賞作品についても、内容を踏まえポスターデザインとして採用する場合があります。)。また、受賞作品については、家畜伝染病対策推進に努める企業・団体等が使用できるものとします。
【過去のポスターデザインコンテストについて】
令和6年度「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」を開催!
「令和6年度家畜衛生ポスターデザインコンテスト」の受賞作品の決定について
お問合せ先
消費・安全局動物衛生課
担当者:家畜衛生ポスターデザインコンテスト事務局
代表:03-3502-8111(内線4583)