毒きのこによる食中毒の発生状況
作成日:2020年10月27日
最終更新日:2022年12月1日
有毒な野生きのこによる食中毒が多発しています
食用きのこと間違えられやすい毒きのこ
ツキヨタケ(左)とクサウラベニタケ(右)
カキシメジ
ニセクロハツ
(写真:厚生労働省提供)
毎年、有毒な野生きのこによる食中毒が発生しており、特に夏の終わりから秋にかけて多くなります。平成29年から令和3年にかけて発生した毒きのこによる食中毒の発生件数と、その原因となった毒きのこの内訳は以下のグラフとおりです。
近年の毒きのこによる食中毒の発生件数とその内訳
(厚生労働省食中毒統計をもとに作成)
グラフからも分かる通り、日本では、以前からムキタケやヒラタケ等と間違えられやすいツキヨタケや、ウラベニホテイシメジやハタケシメジ等と間違えられやすいクサウラベニタケによる食中毒が特に多いことが報告されています。また、令和2年には種類不明の野生きのこを、平成30年にはニセクロハツをそれぞれ原因とした死亡事例も発生しています。
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