避難所・炊き出しでの食中毒予防について
更新日:2024年1月17日
災害時は、食中毒が発生しやすい状況となることから、食事を提供する方、食事を食べる方は食中毒予防のための衛生管理に注意が必要です。 |
食中毒予防の三原則について
食中毒を予防するために重要なのは、
食中毒予防の三原則「つけない ふやさない やっつける」です。
具体的には、以下の点に気を付けましょう。
避難所で食事を提供する方は
・調理や提供する前は、できるだけ石けんなどで
十分に手洗いをしましょう。
水が十分に確保できないときは、
(1) 手指の汚れをおしぼりやウエットティッシュ等でしっかりと拭きとり、
(2) アルコール消毒したあと、
(3) 使い捨て手袋を着け、
(4) アルコール消毒液を手袋全体にかけましょう。

・体調不良のある方
・下痢や腹痛、吐き気やおう吐等のある方
・手に傷がある方
・発熱のある方
は食品の調理や配布をしないようにしましょう。

・提供する食事は、できるだけ加熱したものにし、生ものの提供は避けましょう。
加熱するときは、食品の中心部まで
しっかり加熱しましょう。

・食材・食品には直接触れないようにしましょう。
おにぎりを握るときは、「使い捨て手袋」や「ラップ」などを使って、直接ごはんに触れないようにしましょう。

・調理器具(包丁、まな板、ふきん等)は使用後、よく洗浄し、消毒を行いましょう。
消毒法としては「熱湯をかける」、「煮沸する」、「うすめた塩素系漂白剤につける」などがあります。

避難所で出された食事を食べる方は
・食事をする前は、できるだけ石けんなどで
しっかり手洗いをしましょう。
水が十分に確保できないときは、
(1) おしぼりやウェットティッシュ等で汚れをしっかりと拭きとったあと、
(2) アルコール消毒しましょう。

・消費期限・賞味期限を確認しましょう。
※消費期限:袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。
※賞味期限:袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
・できるだけ早く食べましょう。
・食べ残したものは、思い切って捨てましょう。
・食器は洗浄しましょう。
水が使えない場合は、食器にラップなどを巻いてから使用し、使用後はラップを捨てましょう。

リーフレットのダウンロードはこちらから
避難所・炊き出しでの食中毒予防(A3サイズ1枚)(PDF : 645KB)
避難所・炊き出しでの食中毒予防(A4サイズ2枚)(PDF : 770KB)

参考リンク
炊き出しを行う際は、以下のリンク先の資料も参考にしてください。
避難所での食中毒予防について(石川県ホームページ)[外部リンク]
炊き出し衛生マニュアル(PDF:6,786KB)(一般社団法人日本家政学会)[外部リンク]
避難時ですぐに使える食中毒予防ブック(PDF:9.6MB)(避難所運営用)(東京都保健医療局)[外部リンク]
令和6年能登半島地震に関する情報は、以下のリンク先の資料を参考にしてください。
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
担当者:情報発信企画・評価班
代表:03-3502-8111(内線4474)
ダイヤルイン:03-3502-5719