このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

終了した試験研究課題(ヨーネ病に関する研究)

ヨーネ病の早期診断技術の開発と実用化に関する研究

  • 研究期間
    平成23年度~平成25年度
  • 研究概要
    ヨーネ病の診断は、主に細菌検査法(分離培養法)と血清学的検査法(ELISA法)により実施されています。しかしながら、分離培養法では検査に時間が掛かること、また、ELISA法では感染後期にしか抗体が検出されないことや非特異反応が起こるなどの問題があります。
    このため、分離培養法については、それに代わる迅速な早期診断法として遺伝子検査法を確立し、また、ELISA 法については、遺伝子組換え抗原を用いて特異性が高くかつ高感度な血清学的検査法を開発するための研究を実施しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:59KB)
  • 研究成果報告書(PDF:380KB)

簡便かつ頻回採取が可能な検体を用いた家畜疾病の検査方法の開発

  • 研究期間
    平成26年度~平成28年度
  • 研究概要
    家畜の伝染性疾病を早期に摘発し、そのまん延防止を図るためには、サーベイランスの頻度を増やすことで摘発率を高めることが効果的です。しかしながら、サーベイランスの検体として血液(血清)を採取する際、獣医師・農家の労力及び金銭的コストの負担、家畜へのストレス等による生産性低下等の問題があり、サーベイランスの頻度を増やす場合には、これらの問題を改善することが切望されています。
    そこで、牛ブルセラ病、牛白血病、オーエスキー病、牛ヨーネ病の血液(血清)を検体とする検査方法(エライザ法)について、乳汁、唾液、糞便等の採取が簡便な材料を検体とすることの可能性を検証し、薬事法上の承認に必要なデータを収集するための研究を実施しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:65KB)
  • 研究成果報告書(PDF:1,465KB)

ヨーネ病の感度・特異度の高い遺伝子検査手法の確立

  • 研究期間
    平成30年度~令和元年度
  • 研究概要
    牛のヨーネ病は、下痢、削痩等の症状を示す細菌性の慢性疾病であり、畜産経営に大きな経済的被害を与える疾病であることから、家畜伝染病予防法上の家畜伝染病に指定されており、摘発とう汰を基本とする防疫対策を行っています。しかしながら、ヨーネ菌に感染した家畜の抗体応答は個体差が大きく、また、間欠的に排菌するといった特徴的な病態を呈するため、感染家畜を効果的に摘発することが困難な疾病です。
    ヨーネ病の検査には、細菌培養検査が確実ですが、検査に数か月を要するため、2013年より糞便中のヨーネ菌DNAを検出・定量化する遺伝子検査法(インターカレーション法によるqPCR法)が導入されています。
    上述のとおり、ヨーネ病は感染家畜の効果的な摘発が困難な疾病であることから、感度・特異度の高い検査手法の選択肢を増やし、より効果的・効率的な検査体制の構築が求められています。
    このため、現行のヨーネ病遺伝子検査法と同等以上の感度・特異度を有するプローブ法によるリアルタイムPCR検査法を確立するための研究を実施しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:67KB)
  • 研究成果報告書(PDF:1,777KB)

抗菌剤に頼らない常在疾病防除技術の開発(小課題:免疫制御因子を標的としたヨーネ菌排菌抑制法の開発)

  • 研究期間
    平成29年度~令和3年度
  • 研究概要
    ヨーネ病の発生予防や症状軽減、病原体まん延防止のためには、感染防御、排菌抑制または発病抑制効果の高い分子薬シーズの開発研究が求められています。
    そのため、免疫制御因子に対する抗体を用いたヨーネ菌感染牛におけるヨーネ菌排菌抑制技術の開発を目標に、ヨーネ病発症牛における免疫回避機構の解析と、免疫制御因子阻害剤による効果の検証を実施しました。
  • 研究成果の概要等(PDF:347KB)
  • 研究成果報告書(PDF:946KB)

お問合せ先

消費・安全局食品安全政策課食品安全科学室

代表:03-3502-8111(内線4451)
ダイヤルイン:03-3502-5722

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader