平成28年度 食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画
更新日:平成28年2月29日
担当:消費・安全局
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1. 基本的な考え方
食品安全行政にリスクアナリシスが導入され、科学に基づく行政の推進が必要となっています。このため、農林水産省は、食品の安全性に関するリスク管理の標準的な作業手順を記述した「農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書」を作成(平成17年8月25日公表)し、国際的に合意された枠組みにのっとり、食品の安全性に関するリスク管理を行っています。
リスク管理の推進に当たっては、リスク管理措置を講じる必要性やその具体的内容を検討する際に不可欠なデータを得るため、サーベイランス[1]及びモニタリング[2]を優先的に実施すべき危害要因を明示したサーベイランス・モニタリング中期計画(以下「中期計画」という。)(有害化学物質:平成28年1月8日公表、有害微生物:平成24年3月23日公表)及び毎年度の調査計画(サーベイランス・モニタリング年次計画。以下「年次計画」という。)を作成し、計画的に調査を実施しています。
この度、以下のとおり、平成28年度の年次計画を定めました。
2. 調査対象選定の考え方
- 調査対象は、中期計画の優先度のほか、昨年度までに実施したサーベイランス・モニタリングの結果やリスク管理作業の進捗状況を考慮して決定しました。
- リスク管理検討会[3]を通じて、技術的な知見を含めて意見をいただき、年次計画に反映させました。
- 食品安全に関する想定外のリスクが年次計画期間中に顕在化した場合、年次計画にかかわらず、問題となる危害要因の食品中の含有量などについて、緊急に調査を実施する場合があります。
3. 調査対象
別紙(有害化学物質(別紙1)(PDF:195KB)、有害微生物(別紙2)(PDF:113KB))のとおり。
脚注
[1]サーベイランス:問題の程度や実態を知るための調査。
[2]モニタリング:矯正的措置をとる必要があるかどうかを決定するために行う調査。
[3]リスク管理検討会:農林水産省職員、消費者、生産者及び事業者等の関係者間で情報・意見を相互に交換し、必要に応じそれらの情報・意見をリスク管理施策に反映させるために実施するリスクコミュニケーションの場。
関連情報
- 平成28年度から平成32年度までの有害化学物質の中期計画について
食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング中期計画
- 平成24年度から平成28年度までの有害微生物の中期計画について
食品の安全性に関する有害微生物のサーベイランス・モニタリング中期計画
お問合せ先
消費・安全局食品安全政策課
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