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農林水産省

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貝毒の試験研究

麻痺性貝毒について、機器分析法を用いた検査法を確立するとともに、迅速・簡便に検出する簡易分析キットを開発しました。
これらの開発技術を広く普及させるため、マニュアルを作成しました。

解説

貝毒の検査については、マウス試験法で実施されてきましたが、国際的にはより高感度・高精度な機器分析法の導入が進められており、我が国においても、平成27年に下痢性貝毒の公定法が機器分析法となりました。
麻痺性貝毒についても、機器分析法を用いた検査法を検討する必要があります。また、麻痺性貝毒をより迅速・簡便に検出するためには、簡易分析法等による実用的なスクリーニング法の導入が求められています。
これらの背景から、「安全な農林水産物安定供給のためのレギュラトリーサイエンス研究委託事業」において、国内の二枚貝特有の毒成分を検出するための機器分析法による検査法を開発するとともに、低コストで迅速に結果が得られる簡易分析キットを開発するための研究を実施しました。
本研究の実施により得られた技術や知見等を基に、下記3種類のマニュアル[http://nrifs.fra.affrc.go.jp/ResearchCenter/4_BFT/manual/kaidoku/index.html](リンク先:水産研究・教育機構) を作成しました。


  • 麻痺性貝毒とテトロドトキシン測定のための超高速液体クロマトグラフィー質量分析法(UHPLC/MS/MS)マニュアル
  • 麻痺性貝毒のポストカラム蛍光誘導体化UHPLC分析法(UHPLC/OX/FL)マニュアル
  • 麻痺性貝毒簡易分析キットによるスクリーニング法導入マニュアル

お問合せ先

消費・安全局畜水産安全管理課水産安全室

代表:03-3502-8111(内線4540)
ダイヤルイン:03-6744-2105