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農林水産省

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更新日:令和7年9月26日
担当:農林水産省

令和6年度野生鳥獣資源利用実態調査結果

ジビエ利用量は過去最大だった前年度に次いで過去2番目に多い2,678t

調査結果の概要

1 野生鳥獣のジビエ利用量

食肉処理施設が令和6年度に処理した野生鳥獣のジビエ利用量は2,678tで、前年度に比べ1.9%減少した。
このうち、食肉として販売した数量は1,724tで、前年度に比べ0.4%減少した。鳥獣種別にみると、シカが1,211tで2.3%増加、イノシシが485tで5.1%減少した。

図 野生鳥獣のジビエ利用量(全国)

表1 野生鳥獣のジビエ利用量(全国)

注釈

  • 本調査における食肉処理施設とは、食品衛生法(昭和22年法律第233号)に基づき、食肉処理業の許可を有する食肉処理施設のうち、野生鳥獣の食肉処理を行っている全ての食肉処理施設である。

2 野生鳥獣の解体頭・羽数

食肉処理施設が処理した野生鳥獣の解体頭・羽数は19万716頭・羽で、前年度に比べ4.4%増加した。
鳥獣種別にみると、イノシシが4万247頭で0.8%増加、シカが12万7,513頭で5.3%増加した。

表2 野生鳥獣の解体頭・羽数(全国)



3 野生鳥獣を処理して得た金額

食肉処理施設で野生鳥獣を処理して得た金額は54億1,800万円で、前年度に比べ0.2%増加した。
このうち、食肉の販売金額は45億5,600万円で、前年度に比べ3.5%増加した。鳥獣種別にみると、イノシシが16億4,200万円で0.1%減少、シカが27億5,800万円で7.3%増加した。

表3 食肉処理施設で野生鳥獣を処理して得た金額(全国)


累年データ

ジビエ利用量、解体頭・羽数及び野生鳥獣を処理して得た金額の推移(全国)


関連データ

狩猟及び有害捕獲等によるイノシシ、シカの捕獲頭数の推移(全国)

統計表〔Excel:e-Stat〕

調査の概要

調査結果の主な利活用

  • 食料・農業・農村基本計画(令和7年4月11日閣議決定)における捕獲鳥獣のジビエ利用量のKPI(政策目標)の達成に向けた毎年度の進捗を継続して的確に捉え、進捗を踏まえた毎年度の各種施策を講ずるための資料
  • 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律(平成19年法律第134号)に基づき講ずることとされている措置の具体的な取組を検討するための資料

お問合せ先

大臣官房統計部生産流通消費統計課消費統計室

担当:価格・消費動向班
代表:03-3502-8111(内線3718)
ダイヤルイン:03-6744-2049