令和6年 農業物価指数 －令和2年基準－

調査結果の概要

1. 農産物価格指数（令和2年＝100）
   令和6年の農産物価格指数（総合価格指数（以下「総合」という。））は117.3で、前年に比べ8.0％上昇した。
   これは、鶏卵等の価格が低下したものの、米、野菜等の価格が上昇したことによる。
   
   
2. 農業生産資材価格指数（令和2年＝100）
   令和6年の農業生産資材価格指数（総合）は120.6で、前年に比べ0.6％低下した。
   これは、農機具等の価格が上昇したものの、飼料、肥料等の価格が低下したことによる。
   
   
   
   
3. 農業交易条件指数
   農業交易条件指数は97.3となり、前年に比べ8.7％上昇した。
   
   

累年データ

調査結果

1. 農産物価格指数
   農産物価格指数（総合）は117.3となり、前年に比べ8.0％上昇した。
   類別の指数の主な動向は、次のとおりである。
   
   （1）米は114.5で前年に比べ26.9％上昇した（年間を通じて上昇。）。
   （2）野菜は127.7で前年に比べ12.7％上昇した（きゅうり、キャベツ等の価格が上昇。）。
   （3）果実は124.9で前年に比べ18.6％上昇した（りんご（ふじ）、みかん（早生温州）等の価格が上昇。）。
   （4）鶏卵は139.2で前年に比べ22.2％低下した（特に年前半に価格が低下。）。
   
   
   
   
   
2. 農業生産資材価格指数
   農業生産資材価格指数（総合）は120.6となり、前年に比べ0.6％低下した。
   類別の指数の主な動向は、次のとおりである。
   
   （1）肥料は136.9で前年に比べ6.9％低下した（複合肥料等の価格が低下。）。
   （2）飼料は140.5で前年に比べ3.6％低下した（配合飼料等の価格が低下。）。
   （3）諸材料は116.9で前年に比べ4.1％上昇した（野菜用段ボール等の価格が上昇。）。
   （4）農機具は108.3で前年に比べ3.1％上昇した（コンバイン、乗用トラクタ(25ps）等の価格が上昇。）。
   
   

統計表、調査の概要〔e-Stat〕

調査結果の主な利活用

1. 農畜産物の生産者に支払う補給金等の算定のための資料

2. 食料自給率（生産額ベース）の算定のための資料

3. 農業総産出額を算出するための資料

4. 農業・食料関連産業の経済計算における農業生産額算出のための資料

5. 国民経済計算（内閣府）の実質値を求める際のデフレーター算出のための資料

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