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農林水産省

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更新日:令和7年10月31日
担当:農林水産省

令和6年産 米生産費

令和6年産米の個別経営体の10a当たり生産コストは13万2,112円で高止まり
直近10年で平成27年産、令和5年産に次ぐ高水準

調査結果の概要

1 個別経営体
令和6年産米の主産物に係る生産コストである10a当たり資本利子・地代全額算入生産費(以下「全算入生産費」という。)は13万2,112円で、前年産に比べ0.6%減少し、60kg当たり全算入生産費は1万5,814円で、前年産に比べ0.8%減少した。
また、副産物に係る生産コストも含めた10a当たり生産費総額は13万6,858円で、前年産に比べ1.1%増加し、60kg当たり生産費総額は1万6,382円で、前年産に比べ0.8%増加した。
注:副産物とは、調査対象経営体が主産物(玄米)として販売しなかった、ふるい下米、稲わら等である。

図1 米の生産費(個別経営体・全国、10a当たり)

注釈

  • 個別経営体は、食用に供する目的で栽培している水稲を対象作目とし、2020年農林業センサスに基づく農業経営体のうち、玄米を600kg以上販売する個別経営体(世帯による事業を行う経営体(法人格を有する経営体を含む。))を対象とした。


表1 米の生産費(個別経営体・全国、10a当たり)

図2 作付規模別の全算入生産費(令和6年産・個別経営体・全国、10a当たり)


2 組織法人経営体
令和6年産米の主産物に係る生産コストである10a当たり全算入生産費は9万7,057円で、前年産に比べ2.4%減少し、60kg当たり全算入生産費は1万2,090円で、前年産に比べ2.1%増加した。
また、副産物に係る生産コストも含めた10a当たり生産費総額は10万2,126円で、前年産に比べ0.1%増加し、60kg当たり生産費総額は1万2,721円で、前年産に比べ4.7%増加した。

図3 米の生産費(組織法人経営体・全国、10a当たり)

注釈

  • 組織法人経営体は、食用に供する目的で栽培している水稲を対象作目とし、2020年農林業センサスに基づく農業経営体のうち、水稲を作付けし、販売する組織法人経営体(個別経営体以外で農事組合法人及び会社組織による経営体)を対象とした。


表2 米の生産費(組織法人経営体・全国、10a当たり)


累年データ

米生産費(個別経営体・全国)の推移 米

米生産費(組織法人経営体・全国)の推移

統計表〔Excel:e-Stat〕

調査の概要

調査結果の主な利活用

  • 米の生産コスト低減対策の資料のほか、「食料・農業・農村基本計画」における生産性の向上に関するKPIに利用される等、各種政策の実施状況の把握や効果の検証等の資料として利用

お問合せ先

大臣官房統計部経営・構造統計課

担当:農産物生産費統計班
代表:03-3502-8111(内線3631)
ダイヤルイン:03-6744-2040