担当:農林水産省
令和5年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量
調査結果の概要
- びわ
結果樹面積は840haで、前年産に比べ65ha(7%)減少した。
収穫量は2,310t、出荷量は1,900tで、前年産に比べそれぞれ220t(9%)、170t(8%)減少した。 - おうとう
結果樹面積は4,200haで、前年産に比べ30ha(1%)減少した。
収穫量は1万7,300t、出荷量は1万5,700tで、前年産に比べそれぞれ1,200t(7%)、1,200t(8%)増加した。 - うめ
結果樹面積は1万3,200haで、前年産に比べ300ha(2%)減少した。
収穫量は9万5,500t、出荷量は8万4,600tで、前年産に比べそれぞれ1,100t(1%)、1,800t(2%)減少した。
注釈
- 結果樹面積とは、栽培面積のうち生産者が当該年産の果実を収穫するために結実させた面積をいう。
累年データ
調査結果
1. びわ
(1)結果樹面積は840haで、前年産に比べ65ha(7%)減少した。
これは、生産者の高齢化等の労力事情により廃園があったこと等による。
(2)10a当たり収量は275kgで、前年産を5kg(2%)下回った。
これは、開花期以降天候に恵まれて生育が順調であった地域があったものの、長崎県において1月下旬の寒波により幼果が枯死する被害が多数発生したこと等による。
(3)収穫量は2,310t、出荷量は1,900tで、前年産に比べそれぞれ220t(9%)、170t(8%)減少した。
(4)都道府県別の収穫量割合は、長崎県が24%、千葉県が20%、香川県、鹿児島県及び愛媛県がそれぞれ7%となっており、この5県で全国の約7割を占めている。
2. おうとう
(1)結果樹面積は4,200haで、前年産に比べ30ha(1%)減少した。
(2)10a当たり収量は412kgで、前年産を31kg(8%)上回った。
これは、霜害の発生による影響がみられた地域があったものの、開花期以降天候に恵まれて着果数が十分に確保され、生育が順調だったこと等による。
(3)収穫量は1万7,300t、出荷量は1万5,700tで、前年産に比べそれぞれ1,200t(7%)、1,200t(8%)増加した。
(4)都道府県別の収穫量割合は、山形県が75%、北海道が8%となっており、この2県で全国の約8割を占めている。
3. うめ
(1)結果樹面積は1万3,200haで、前年産に比べ300ha(2%)減少した。
(2)10a当たり収量は723kgで、前年産を7kg(1%)上回った。
(3)収穫量は9万5,500t、出荷量は8万4,600tで、前年産に比べそれぞれ1,100t(1%)、1,800t(2%)減少した。
(4)都道府県別の収穫量割合は、和歌山県が64%、群馬県が6%となっており、この2県で全国の7割を占めている。
統計表〔e-Stat〕
調査の概要
調査結果の主な利活用
- 食料・農業・農村基本計画における果実の生産努力目標の策定及びその達成状況の検証のための資料
- 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく果樹共済事業の適切な運営のための資料
お問合せ先
大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当:園芸統計班
代表:03-3502-8111(内線3680)
ダイヤルイン:03-6744-2044