担当:農林水産省
令和6年産西洋なし、かき、くりの結果樹面積、収穫量及び出荷量
― かきの収穫量は16万7,300tで、前年産に比べ10%減少 ―
くりの収穫量は1万4,000tで、前年産に比べ7%減少
調査結果の概要
1. 西洋なし
結果樹面積は1,310haで、前年産に比べ30ha(2%)減少した。
収穫量は2万5,400t、出荷量は2万2,700tで、前年産に比べそれぞれ5,700t(29%)、5,200t(30%)増加した。
2. かき
結果樹面積は1万7,200haで、前年産に比べ300ha(2%)減少した。
収穫量は16万7,300t、出荷量は14万5,400tで、前年産に比べそれぞれ1万7,900t(10%)、1万4,500t(9%)減少した。
3. くり
結果樹面積は1万5,200haで、前年産に比べ600ha(4%)減少した。
収穫量は1万4,000t、出荷量は1万1,400tで、前年産に比べそれぞれ1,000t(7%)、800t(7%)減少した。
注釈
- 結果樹面積とは、栽培面積のうち生産者が当該年産の果実を収穫するために結果させた面積をいう。
累年データ
調査結果
1. 西洋なし
(1)結果樹面積は1,310haで、前年産に比べ30ha(2%)減少した。
(2)10a当たり収量は1,940kgで、前年産を470kg(32%)上回った。
これは、開花期以降、おおむね天候に恵まれたことから、凍霜害の影響を受けて作柄の悪かった前年産に比べ、着果数や肥大が確保されたこと等による。
(3)収穫量は2万5,400t、出荷量は2万2,700tで、前年産に比べそれぞれ5,700t(29%)、5,200t(30%)増加した。
(4)都道府県別の収穫量割合は、山形県が70%、青森県が7%、新潟県が6%となっており、この3県で全国の約8割を占めている。
2. かき
(1)結果樹面積は1万7,200haで、前年産に比べ300ha(2%)減少した。
(2)10a当たり収量は973kgで、前年産を87kg(8%)下回った。
これは、カメムシによる被害や夏期の高温により日焼け果が発生したこと等による。
(3)収穫量は16万7,300t、出荷量は14万5,400tで、前年産に比べそれぞれ1万7,900t(10%)、1万4,500t(9%)減少した。
(4)都道府県別の収穫量割合は、和歌山県が19%、奈良県が15%、福岡県が8%、岐阜県が7%、新潟県が6%となっており、この5県で全国の約6割を占めている。
3. くり
(1)結果樹面積は1万5,200haで、前年産に比べ600ha(4%)減少した。
(2)10a当たり収量は92kgで、前年産を3kg(3%)下回った。
(3)収穫量は1万4,000t、出荷量は1万1,400tで、前年産に比べそれぞれ1,000t(7%)、800t(7%)減少した。
(4)都道府県別の収穫量割合は、茨城県が27%、熊本県が12%、愛媛県が10%、岐阜県が5%、栃木県が3%となっており、この5県で全国の約6割を占めている。
統計表〔Excel:e-Stat〕
調査の概要
調査結果の主な利活用
- 食料・農業・農村基本計画における果実の生産努力目標の策定及びその達成状況の検証のための資料
- 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく果樹共済事業の適切な運営のための資料
お問合せ先
大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当:園芸統計班
代表:03-3502-8111(内線3680)
ダイヤルイン:03-6744-2044