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農林水産省

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更新日:令和5年3月7日
担当:農林水産省

令和4年産飼料作物の作付(栽培)面積及び収穫量、えん麦(緑肥用)の作付面積

― 全国の牧草の収穫量は、前年産に比べ5%増加 ―

調査結果の概要

  1. 飼料作物計
    全国の飼料作物計の作付(栽培)面積は102万6,000haで、前年産に比べ2万5,000ha(2%)増加した。

  2. 牧草
    全国の牧草の作付(栽培)面積は71万1,400haで、前年産に比べ6,200ha(1%)減少した。
    収穫量は2,506万3,000tで、前年産に比べ108万4,000t(5%)増加した。

  3. 青刈りとうもろこし
    全国の青刈りとうもろこしの作付面積は9万6,300haで、前年産に比べ800ha(1%)増加した。
    収穫量は488万tで、前年産並みとなった。

  4. ソルゴー
    全国のソルゴーの作付面積は1万2,000haで、前年産に比べ500ha(4%)減少した。
    収穫量は50万700tで、前年産に比べ1万3,600t(3%)減少した。

  5. えん麦(緑肥用)
    全国のえん麦(緑肥用)の作付面積は4万4,000haで、前年産に比べ1,100ha(2%)減少した。


注釈

  • 「飼料作物計」とは、牧草、青刈りとうもろこし、ソルゴーのほか、その他飼料作物(飼料用米等)を含めた合計である。
    なお、本調査の収穫量調査は、牧草、青刈りとうもろこし及びソルゴーを対象に調査を実施している。

調査結果の主な利活用

  • 食料・農業・農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況の検証のための資料
  • 飼料作物に関する生産振興に資する各種事業の推進のための資料
  • 飼料需給安定法(昭和27年法律第356号)に基づく飼料需給計画の策定(国内の飼料の供給量の把握)のための資料

累年データ




調査結果

  1. 飼料作物計
    全国の作付(栽培)面積は102万6,000haで、前年産に比べ2万5,000ha(2%)増加した。
    これは、飼料用米等の作付けが増加したためである。

  2. 牧草
    (1) 作付(栽培)面積
    全国の作付(栽培)面積は71万1,400haで、前年産に比べ6,200ha(1%)減少した。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は3,520kgで、前年産を5%上回った。
    これは、主産地である北海道において、 おおむね天候に恵まれ、生育が順調であったためである。
    なお、10a当たり平均収量対比は103%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は2,506万3,000tで、前年産に比べ108万4,000t(5%)増加した。
    なお、都道府県別の収穫量割合は、北海道が全国の7割を占めている。


    図1 牧草の作付(栽培)面積及び収穫量の推移(全国)図2 令和3年産牧草の都道府県別収穫量及び割合(全国)

  3. 青刈りとうもろこし
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は9万6,300haで、前年産に比べ800ha(1%)増加した。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は5,070kgで、前年産を1%下回った。
    なお、10a当たり平均収量対比は101%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は488万tで、前年産並みとなった。
    なお、都道府県別の収穫量割合は、北海道が全国の約6割を占めている。




  4. ソルゴー
    (1) 作付面積
    全国の作付面積は1万2,000haで、前年産に比べ500ha(4%)減少した。
    これは、他作物への転換等があったためである。

    (2) 10a当たり収量
    全国の10a当たり収量は4,170kgで、前年産を1%上回った。
    なお、10a当たり平均収量対比は95%となった。

    (3) 収穫量
    全国の収穫量は50万700tで、前年産に比べ1万3,600t(3%)減少した。
    なお、都道府県別の収穫量割合は、宮崎県が25%、長崎県が17%、鹿児島県が12%、大分県が7%、熊本県が7%となっており、この5県で全国の約7割を占めている。





  5. えん麦(緑肥用)
    全国のえん麦(緑肥用)の作付面積は4万4,000haで、前年産に比べ1,100ha(2%)減少した。
    このうち、主産地である北海道の作付面積は4万1,800haで、他作物への転換等により、800ha(2%)減少した。

お問合せ先

農林水産省 大臣官房統計部

<作付面積に関すること>

生産流通消費統計課
担当者:面積統計班
代表:03-3502-8111(内線3681)
ダイヤルイン:03-6744-2045

<収穫量に関すること>
生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687