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農林水産省

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更新日:令和4年11月9日
担当:農林水産省

令和4年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量

― 予想収穫量(主食用)は670万2,000tの見込み ―

調査結果の概要

  1. 令和4年産水稲の作付面積(子実用)は135万5,000haで、前年産に比べ4万8,000ha減少した。うち主食用作付面積は125万1,000haで、前年産に比べ5万2,000ha減少した。

  2. 全国の10a当たり予想収量は537kgが見込まれる。

  3. 以上の結果、予想収穫量(子実用)は727万tで、前年産に比べ29万3,000tの減少が見込まれる。このうち、主食用の予想収穫量は670万2,000tで、前年産に比べ30万5,000tの減少が見込まれる。

  4. なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は100となる見込み。


全国農業地域別10a当たり予想収量(10月25日現在)

注釈

  • 作付面積(子実用)とは、青刈り面積(飼料用米等を含む。)を除いた面積である。
  • 主食用作付面積とは、水稲作付面積(青刈り面積を含む。)から、備蓄米、加工用米、新規需要米等の作付面積を除いた面積である。
  • 10a当たり予想収量及び予想収穫量は、1.70mmのふるい目幅で選別された玄米の重量である。
  • 本調査は、収穫を終えた地域では刈取り実測により行ったが、一部収穫を終えていない地域ではもみ数等を実測し、その後の登熟については気象が平年並みに推移するものとして推定する方法により行った。したがって、今後の気象条件等により作柄は変動することがある。

調査結果の主な利活用

  • 主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)に基づき毎年定めることとされている米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の策定のための資料
  • 食料・農業・農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況検証のための資料
  • 米・畑作物の収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)の交付金算定のための資料
  • 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく農作物共済事業の適切な運営のための資料

累年データ

水稲(子実用)の年次別推移(全国)

水稲玄米のふるい目幅別重量分布状況、10a当たり収量及び収穫量(子実用)

本調査では、飯用に供し得る玄米の全量を把握することを目的としていることから、収量基準は、農産物規格規程に定める三等の品位(整粒歩合45%)以上に相当するよう、ふるい目幅1.70mm以上で選別された玄米の重量(未熟粒・被害粒等の混入が多く農産物規格規程に定める三等の品位に達しない場合は、再選別を行っており、その選別後の値を含んでいる。)としている。
農家等が販売するために使用しているふるい目幅は、地域、品種等により異なるため、参考として刈取り済みの地域について、ふるい目幅別の重量割合の概数値並びにふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)の概数値を示すと次のとおりである。

ふるい目幅別重量分布状況の推移(全国)

ふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)の推移(全国)



調査結果

  1. 令和4年産水稲の作付面積(子実用)は135万5,000ha(前年産に比べ4万8,000ha減少)となった。
    また、水稲作付面積(青刈り面積を含む。)から、備蓄米、加工用米、新規需要米等の作付面積を除いた主食用作付面積は125万1,000ha(前年産に比べ5万2,000haの減少)となった(表3参照)。

  2. 10月25日現在における水稲の地域別の10a当たり予想収量は、北海道、東海、近畿、中国及び四国においては、田植期以降の天候に恵まれ、全もみ数が平年以上に確保されたことから、北海道は591kg(前年産に比べ6kg減少)、東海は504kg(同11kg増加)、近畿は517kg(同14kg増加)、中国は524kg(同7kg増加)、四国は497kg(同15kg増加)が見込まれる。
    一方、6月前半の低温・日照不足や7月中旬の日照不足等の影響により、全もみ数が平年を下回る地域や8月上旬からの大雨と日照不足、9月以降の台風等による影響により登熟が平年を下回る地域があったことから、東北は559kg(前年産に比べ22kg減少)、北陸は541kg(同10kg増加)、関東・東山は538kg(同7kg減少)、九州は494kg(同9kg増加)が見込まれる。
    この結果、全国の10a当たり予想収量は537kg(前年産に比べ2kg減少)が見込まれる。

  3. 以上の結果、予想収穫量(子実用)は727万t(前年産に比べ29万3,000t減少)が見込まれる。このうち、主食用作付面積に10a当たり予想収量を乗じた予想収穫量(主食用)は、670万2,000t(前年産に比べ30万5,000t減少)が見込まれる(表3参照)。

  4. 10月25日現在におけるふるい目幅別重量分布状況は、全国平均の1.85mm以上の玄米の重量割合は95.7%と見込まれ、直近5か年平均値と同様となっている(表4参照)。

    令和4年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量

    ふるい目幅別重量分布状況(10月25日現在)

    ふるい目幅別10a当たり収量及び収穫量(子実用)(10月25日現在)

    令和4年産水稲の作況標本筆の10a当たり玄米重の分布状況(10月25日現在)

    令和4年産水稲の作況標本筆の10a当たり玄米重の分布状況(10 月25 日現在、全国)

お問合せ先

<作付面積に関すること>
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:面積統計班
代表:03-3502-8111(内線3681)
ダイヤルイン:03-6744-2045
FAX:03-5511-8771 

<予想収穫量に関すること>
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687
FAX:03-5511-8771