担当:農林水産省
令和5年産小豆、いんげん及びらっかせい(乾燥子実)の収穫量
調査結果の概要
- 小豆
全国の小豆の収穫量は3万900tで、前年産に比べ1万1,200t(27%)減少した。
これは、主産地である北海道において、10a当たり収量が前年産を下回ったためである。 - いんげん
全国のいんげんの収穫量は5,180tで、前年産に比べ3,350t(39%)減少した。
これは、主産地である北海道において、10a当たり収量が前年産を下回ったためである。 - らっかせい
全国のらっかせいの収穫量は1万5,700tで、前年産に比べ1,800t(10%)減少した。
これは、主産地である千葉県において、10a当たり収量が前年産を下回ったためである。
注釈
- 本調査は各作物の「乾燥子実」を対象に調査している。
- 「乾燥子実」とは、食用を目的に未成熟(完熟期以前)で収穫されるもの(さやいんげん等)を除いたものをいう。なお、らっかせいはさやつきのものをいう。
累年データ
調査結果
1. 小豆(乾燥子実)
(1)作付面積
全国の作付面積は2万4,800haで、前年産に比べ1,600ha(7%)増加した。
これは、主産地である北海道において、他作物からの転換等があったためである。
(2) 10a当たり収量
全国の10a当たり収量は125kgで、前年産を31%下回った。
これは、主産地である北海道において、生育初期から高温で経過したことで、着さや数が平年に比べ多かった一方、小粒傾向となったことに加え、登熟から収穫期にかけ降雨も多かったこと等で品質も低下したためである。
なお、10a当たり平均収量対比は、65%となった。
(3) 収穫量
全国の収穫量は3万900tで、前年産に比べ1万1,200t(27%)減少した。
なお、都道府県別の収穫量割合は、北海道が全国の94%を占めている。


2. いんげん(乾燥子実)
(1)作付面積
全国の作付面積は5,870haで、前年産に比べ350ha(6%)減少した。
これは、主産地である北海道において、他作物への転換等があったためである。
(2) 10a当たり収量
全国の10a当たり収量は88kgで、前年産を36%下回った。
これは、主産地である北海道において、生育初期から開花期まで高温傾向で経過し生育はおおむね順調となり、着さや数が多く子実重は平年を上回ったものの、登熟期からの高温及び断続的な降雨等により品質が低下したためである。
なお、10a当たり平均収量対比は、69%となった。
(3) 収穫量
全国の収穫量は5,180tで、前年産に比べ3,350t(39%)減少した。
なお、都道府県別の収穫量割合は、北海道が全国の95%を占めている。


3. らっかせい(乾燥子実)
(1)作付面積
全国の作付面積は5,710haで、前年産に比べ160ha(3%)減少した。
(2) 10a当たり収量
全国の10a当たり収量は275kgで、前年産を8%下回った。
これは、主産地である千葉県において、おおむね天候に恵まれたものの、7月中旬以降の降雨が過少に経過したことで水分不足となり、空さやの発生や子実の充実不足が見られたことから、子実重の充実が良好であった前年産に比べ、10a当たり収量は下回った。
なお、10a当たり平均収量対比は、117%となった。
(3) 収穫量
全国の収穫量は1万5,700tで、前年産に比べ1,800t(10%)減少した。
なお、都道府県別の収穫量割合は、千葉県が全国の85%を占めている。


統計表〔e-Stat〕
調査の概要
調査結果の主な利活用
- 小豆、いんげん及びらっかせいの関税割当数量の設定のための資料
- 小豆、いんげん及びらっかせいに関する生産振興に資する各種事業の推進のための資料
- 農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく畑作物共済事業の適切な運営のための資料
お問合せ先
大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687